前作では主人公・吉成ちなみ(沢尻エリカ)が未経験の編集アシスタントからスタートし、同僚や先輩のいじめに耐え抜き、編集長に抜擢された。さらに、廃刊直前のファッション誌を救い、去って行くという展開。ラストシーンは「ちょっと前までファッションエディターやってました」と自己紹介するちなみと、(パリコレ目指してます的な夢見る少女キター)(1週間で潰したるけん、待っときー)といった女たちの“心の声”で締めくくられた。
今回は、矢野竜子(夏木マリ)率いるファッションブランド「TATSUKO YANO」のデザイナーに、ちなみが抜擢されるところから物語が始まる。抜擢の経緯は不明。かつて、ちなみの上司だった雑誌「FIRST CLASS」編集長・大沢留美(板谷由夏)と、ちなみを抜擢したクリエーティブディレクター・廣木リカ(木村佳乃)は旧知の仲らしいということがちらっと登場するが、まだ詳細は明かされない。
そもそも、廣木リカ自身も「TATSUKO YANO」を経営難から救うために抜擢され、ブランドに乗り込んできたという異分子。もとからいるデザイナーたちにとっては面白いわけがない。第一話では、ちなみに対してさっそく恒例の“マウンティング”が繰り広げられた。