「ずいぶんムダな努力をするんですね…そんなことがわたしに通用するわけがないでしょう!」

フリーザの有名な台詞が頭の中で勝手に反芻する。
そこには、黙って豆を浴び続けるフリーザがいた。
「鬼はー外。鬼はー外。福はー内、鬼はー外!」という願いを唱えながら豆をまく、ももいろクローバーZ(ももクロ)の5人と、孫悟空こと野沢雅子。

頭の中では、また中尾隆聖のあの声でフリーザ名言が再生される。
「願いをかなえるのはこのフリーザ様だーっ! 貴様ら下等生物なんかではなーーーい!!!」
「ぜったいにゆるさんぞ虫ケラども!!! じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!」

でも、ひょっとしたら「今のは痛かった…痛かったぞーーー!!!」と思っているのかもしれない。

敵役なのに、これほどまでその言葉が浸透しているキャラクターなんて、フリーザ以外にいるだろうか? 
だからこそ今回、ドラゴンボールの新作映画で“復活”を果たせたのだろう。

映画「ドラゴンボールZ 復活の『F』」(4月18日公開)のヒット祈願豆まきイベントが3日、都内のスタジオで行われた。
登壇したのは、孫悟空を演じ続けて29年の野沢雅子。映画の主題歌を担当するももクロの5人。そして、新しい道着を身にまとった孫悟空(着ぐるみ)と、今回の映画のある意味で主役ともいえる、復活の『F』、ことフリーザ様だ。

ももクロの5人は、揃いの亀仙流の道着を着用。
金髪頭でスーパーサイヤ人になりきる百田夏菜子と、自ら被ったクリリンのハゲヅラ(原作註:ハゲではない)を指差して「これが私のドラゴンボールだぁ」とはっちゃける高城れにをよそに、佐々木彩夏は真面目に意気込みを語る。