確かにわれわれが当たり前に感じていても、外国人にとっては夢にまで見たものだったりするかもしれません。
そして、これもクールジャパンか!? イケベ楽器・リボレ秋葉原店が2月より発売している『将棋クロス&ピック』(税抜5,500円)を、見てください。
基本は、クロスです。しかし、表面のデザインは将棋盤。じゃあ、駒はどうする? そこは、楽器店だけにギターピックで! 付属のピック表面にも「歩兵」とか「飛車」とか「王将」と、文字が施されているし。なるほど、“将棋盤クロス”と“将棋駒ピック”のセットですか!
いや、面白いのは面白い。しかし、どうしてこんな変わり種の将棋セットを商品化した? 同店に伺いました。
「海外で日本の文化をアピールするために、楽器関連の“今までになかったもの”を考えている中、企画した商品です。海外で喜ばれるものとしては、アニメやゲームなどの最近の日本のイメージも考えましたが、昔ながらの娯楽として『将棋』と『漢字』といった日本文化こそが楽器業界のアピールにピッタリだと思いました」(担当者)
これ、発売前の2014年7月にパリで行われたJapan Expoで出展され、大好評を得たアイテムだそうです。
「実用的でありながら非常に面白いという声が多く、『オセロはないのですか?』など第2弾への期待を込めたお声を数多くいただきました」(担当者)
いや、私も期待したい。将棋以外のゲーム(囲碁、オセロなど)で、同コンセプトの商品を製作する予定はありますか?
「国内での反応を見つつ検討しておりますが、今のところ具体的には決まっておりません」(担当者)
さいですか……。
もちろん、駒と言えどもギターピック。
お茶をモチーフとした、“和”を感じさせるパッケージもポイントです。
ギタリストは、小脇に抱えていただきたいですね。
(寺西ジャジューカ)