
そんな時、ちょっとした“おつまみ”に最適なのが、チーズ。
とはいえ、一言でチーズといっても種類はさまざま。デパ地下や専門店にいくと、あまりの数の豊富さに何を選べば良いのか迷ってしまうなんて事、ありません? そこで、今回は世界各国のワインだけでなく、ワインにぴったりの食品やチーズ、雑貨が揃うワインショップ「WINE MARKET PARTY」で人気のチーズを5つご紹介します!
【第5位:フランス最古のAOC! ロックフォール・パピヨン!】
AOCとは「品質を保証するフランスの制度」。厳しい基準があることで有名で、500種類にもおよぶフランスチーズのうち、AOCを取得しているのは、わずか35種!

この“ロックフォール・パピヨン”はフランスで最初にAOCチーズの認定を受け、イタリアのゴルゴンゾーラ、イギリスのスティルトンと並ぶ、世界三大ブルーチーズのひとつなんです。羊乳でつくられているため甘味のあるコクがあり、何よりも口溶けのよさが素晴らしいのだとか。ちょっと甘めのデザートワインや貴腐ワインとベストマッチ。桜を見ながら、このマリアージュを楽しめたら最高です。特に女性に喜ばれそう。
【第4位:手づくりデザートチーズ! ミモザ】
東京 学芸大学前にあるチーズショップ「ユーロアール」さんの、手づくりデザートチーズ。

クリームチーズに、細かくきざんだアプリコットをたっぷり練りこんでいるので、ほんのり甘く、アプリコットの食感も楽しめます。ミモザに合わせたいのは、シャンパンやスパークリングワイン。クラッカー等につけたり、生ハムに巻いても美味しいかも! 白いチーズにオレンジ色のアプリコットが見た目にも春らしいので、この時期のパーティ気分を盛り上げてくれそう。
【第3位:希少! オーガニック コンテ7カ月熟成】
コンテとはフランスのフランシュ・コンテ地方に広がるアルプスに近いジュラ山脈一帯で、添加物を一切使わず職人が手作りしているハードタイプの熟成チーズ(熟成の期間によって味が変わっていくのも特徴)。

オーガニックミルクを使用して造られる、7カ月熟成のコンテは、噛みしめるほどにコクと甘味が感じられ、飲み込むのがもったいないくらいほどの美味しさ。
【第2位:パーティの人気者! テット・ド・モワンヌ(ホール)】
「テット・ド・モワンヌ」とは、修道士の頭という意味で15世紀から作られてきたセミハードタイプのチーズ。このチーズの特徴は、何と言っても見た目の華やかさ。

専用の削り器“ジロール”にセットして削ると、ふわふわっとカーネーションの花びらのような薄さでカットされ、テーブルの上にまるで花が咲いたよう!

口に含むと、ふわぁっと溶けて、濃厚なミルクの甘みと、ナッツのような香ばしさが広がり、これにフルボディの赤ワインかコクのある白ワインを合わせると、チーズのコクとが絶妙に絡み合うので、もう至福を通り越して恍惚。
最近、ワインバーやレストランでも定番になりつつあるジロールで削ったテット・ド・モワンヌ。最近はご自宅のパーティ用にチーズ&ジロールのセットで購入される方も多いとか。ジロール自体はさほど大きくないので、いざお花見に持っていくと人気者になれるかも?
【第1位:国産チーズ! 北海道 小林牧場物語 カリッとゴーダ】
堂々の第1位は本格的なチーズがランクインかと思いきや、なんと、チーズがそのままおせんべいになったという「カリッとゴーダ」!

約半年の熟成を経たゴーダチーズだけを使用し、カリッと仕上げた、スナックタイプのチーズ。見た目のライトな感じとは裏腹に、噛むほどにゴーダチーズの風味が口の中に広がります。保存料、添加物、油等は全てカット。そのせいか食感が軽くてサックサク。そして、あ〜ワインが飲みたくなる(笑)。ビールにも合いそう! お花見といっても、ワインやお酒を片手にフラフラ歩きながら……なんて時には手も汚れずぴったりのおつまみかも。その他にも、砕いてサラダやパスタ、スープのトッピングにも使えるせいか、よく売れているのだそう。
(笑)。
【番外編:共働学舎 さくら】
この時期にピッタリなのが、北海道「共働学舎」を代表する人気のチーズ。

きめ細やかな口当たりの白カビチーズを桜の葉の上で熟成させ、仕上げになんと、さくらの塩漬けをトッピング。白くてまんまるチーズの中央にピンクの桜(塩漬け)というビジュアルが、きゅーん(萌)。味わいもほんのりとさくらの風味が香り、優しく華やか。お値段が1,000円もしないなんて、ますます可愛すぎる! お花見にホームパーティ、女性へのプレゼントにも、どこへいっても愛されそうな一品。ぜひロゼワインと合わせてみて。
■さいごに
さすがワインラバーな方々が通うWINE MARKET PARTYさんだけに、初めて聞いたチーズもランクインされていました。気になるチーズを選んで、それに合うワインやお酒を探すのも楽しいですし、またその逆も◎。ワインやビールとチーズの相性がわからない場合は、ぜひ店員さんに聞いてみて。桜の下で食べるお料理やお酒は何でも美味しいものですが、今年は初チャレンジのチーズとお酒のマリアージュを楽しんでみては?
(ミカマイコ)
取材協力:WINE MARKET PARTY(恵比寿ガーデンプレイスB1F)