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フランス語になった「禅」 ~日本の宗教は欧州でどのような活動を行っている?

フランス語になった「禅」 ~日本の宗教は欧州でどのような活動を行っている?
パリ総監部


フランス人が入信するきっかけ


フランスにおける曹洞宗の活動の始まりはいつだろうか。それは1967年に「弟子丸泰仙」という僧侶が、パリに小さな坐禅道場を開いたことがきっかけになった。布教を開始した弟子丸は、後に初代曹洞宗ヨーロッパ開教総監(現国際布教総監)に任命されるとともに、パリ市内に佛国禅寺(現・パリ市内13区)、ブロワ市近郊に禅道尼苑という拠点も設け、国際禅協会というアソシエーションを作った。

弟子丸が1982年に亡くなった後、総監部は一時閉められたが(佛国禅寺および国際禅協会は続いた)、2001年にイタリア・ミラノに総監部が再設置され、2006年にはパリに再び移転。現在に至っている。

同総監部によれば、フランス人が曹洞宗に興味を持つきっかけのうち、もっとも多いのが茶道、華道、書道など日本文化への関心が高じて、禅に興味を持つケースだという。禅の思想は日本文化の美意識に共通して存在しており、そこから宗教としての禅へ、興味が移る。

またキリスト教の華美な法要に対する疑問から、禅宗に興味を持つ人もいる。装飾された式典や説法はうわべだけで心に響かず、救済にならないと感じていた一部フランス人が、身体的プラクティスを通して自身を向上させていくという坐禅に共感した。
フランス語になった「禅」 ~日本の宗教は欧州でどのような活動を行っている?
仏中部ラ・コキーユにある観照寺のセミナー

これは同時に、かつてフランス人の僧侶が日本の曹洞宗とも距離を置く原因ともなった。フランス人は日本仏教の法要にも、同じ形骸性を感じたからである。...続きを読む

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