街づくりパズル『スバラシティ』(iOS:無料・追加課金なし)の話である。
最近の子供はなんでも妖怪のせいにする、というけれど、最近僕の仕事効率が落ちているのは『スバラシティ』のせいです。

プレイ画面は5×5のパネル。4色の土地で埋められている。
同じ色で隣接している土地をタップすると、1つのパネルにギュッ! っとまとめられる。土地を1ヶ所にまとめると、建物がレベルアップ。まとめればまとめるほど、一軒家→アパート→マンションと建物が大きくなる。
どんどん街が発展していくのだ。
これ以上まとまらない! となったらゲームオーバー。
終了時点での「POPULATION(人口)」がスコアになる。
土地をまとめ、建物を大きくし、街を発展させるのだ。

土地をまとめ続け、建物がレベル10になると、白いパネルに変化する。ここからが『スバラシティ』のキモ。
白パネルは、白パネルとしかまとまらない。
白パネルをまとめると金パネルに変化する。
金パネル同士は、まとまらない。
白パネル2個で高層ビル、3個で城、4個で凱旋門……と、パネル数に応じて金パネルにランドマークが建ち、人口も激増。元となる白パネルの数が多ければ、金パネル1つで100万人も増えたりする。
街の人口を増やすためには、たくさん金パネルを建てたい。
でも金パネルはまとまらないので、安易に増やすと狭くなる。
じゃぁ、なるべくたくさん白パネルをまとめれば……とがんばるのだけど、思い通りにいったり、いかなかったり。
任意のパネルを1つ消せるお助けアイテム「市長マーク」を、いつどこで使うかも悩ましい。ピンチのために取っておくか、白パネルをつなぐために使い切るか……。

パネルが5×5なのが狭いな、と最初は思っていたのだけど、『スバラシティ』はこの「狭さ」が効いている。
この土地をまとめたら、上からパネルがこう落ちるから、先にこっちをまとめて……と、先を読む力が必要になる。
また、白・金パネルでさらに狭くなると、強制的に終わりやすくなる。プレイ時間が長すぎない。
ゲーム終了時の画面も楽しい。
一軒家にマンション、高層ビルやタワーなど、人口が増えるほど街が賑やかになるのだ。広告動画を見れば鳥やヘリコプターなどのキャラも追加できる。完成した街の画像をTwitterに投稿できるので、ついつい自慢してしまう。
適度に考えられて、長すぎず、完成形も楽しい。
上手に「惜しかった」と思わせて、気が付くともう1プレイ。
どんどんハマってしまうのだった。
「狭さ」が功を奏している点では、『Threes!』にも似ている。

パネルの運もあるので「必勝法」は無いのだけど、参考までに僕が心がけていることを。
◆下→全体→上の順で考える
フィールド下部に孤立したパネルを貯めてしまうと、まとめるのが難しくなる。なるべく下からまとめていきたいところ。
しかし、下ばかり気にしていると、上のほうでつながっていたパネルが離れてしまうことがある。今度は上のほうでパネルが孤立する。つながっているパネルはできるだけまとめておきたい。
下部のパネルでまとめる目星つける → 全体を見てまとめた後の形を想像する → 上にあるパネルが離れるなら先にまとめておく、という流れで考えるといい。
◆白・金を端に建てるためなら地上げもいとわない
一度作るともうまとまらない金パネル。フィールドの真ん中に作ってしまうと、後々邪魔になってしまう。金パネルは端に建てるようにしたい。
金パネルを端に建てるためには、白パネルも端に作っておかないといけない。下辺か左右の端に白パネルをどんどん並べる→端に金パネルを建てる、という流れ。
このためには、数に限りのある「市長マーク」も惜しげも無く使う。
街の発展のためには地上げもいとわない市長なのであった。

街づくりパズル『スバラシティ』、オススメです。
さっき僕のiPhone見たら、5×5の形に指紋がついてました。
(井上マサキ)