しかし、普段は笑いを取ることに命をかけている芸人たちが、真面目に歌を歌ってCDまで発売していることは結構ある。
【芸人なのにガチで熱唱 名曲ぞろい!】
【H Jungle with t】
『HEY!HEY!HEY!』での共演で意気投合した浜田雅功と小室哲哉が組んだユニット。特にデビューシングルの「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント」はダブルミリオンを売り上げ、なんと年間2位にランクイン。そしてその年の紅白にも出演。松本人志もサプライズで乱入するなど、大きな話題になった。
【ポケットビスケッツとブラックビスケッツ】
『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』から誕生した2つの伝説的ユニット。ポケットビスケッツは内村光良・千秋・ウド鈴木、ブラックビスケッツは南原清隆・ビビアン・スー・天野ひろゆきで結成されている。番組内ではことあるごとにこの両チームが対決し、大きな人気に繋がった。実際、ポケビもブラビもミリオンを達成(ポケットビスケッツは「Red Angel」・「Yellow Yellow Happy」、ブラックビスケッツは「Timing」で達成)し、紅白出場も果たした。
【猿岩石】
『進め!電波少年』のヒッチハイク企画により人気が出た猿岩石。人気絶頂の中、秋元康プロデュース、藤井フミヤ、藤井尚之兄弟提供の「白い雲のように」をリリースした。113万枚を売り上げ日本レコード大賞の新人賞も受賞した。PVでは白と赤のセーターを着て草原で歌う有吉の貴重な姿が見られる。
【野猿】
とんねるずと大道具などの『とんねるずのみなさんのおかげでした』スタッフによって結成されたユニット。「叫び」などのヒット曲を残した。
【Re:Japan】
ジョージア缶コーヒーのテレビCMをきっかけにダウンタウンやココリコ、山田花子などの吉本所属のメンバーで結成された。坂本九の代表曲の「明日があるさ」をカバーした。この「明日があるさ」という言葉はRe:Japanが発売した2001年に流行し、流行語のトップテンにも入賞した。
【くず】
『ワンナイR&R』内のコントが元となって誕生。宮迫博之、山口智充という芸人の中でも特に歌のうまい2人によって結成された。初のアルバムとなった「くずアルバム 」では、宇多田ヒカル・佐野元春・GLAYのTERU&TAKUROなどの豪華メンバーが参加している。
【松浦ゴリエ】
こちらも『ワンナイR&R』内のコントが元となって誕生した。ガレッジセールのゴリが「松浦ゴリエ」という名の女性に扮して歌っている。実際にNHK紅白歌合戦でも、「紅組」として「PECORI NIGHT 」を披露した。
普段と違う芸人たちの様子をCDで聴いてみるのもたまには面白い。とんねるずや浜田雅功のように、歌でも実績を残すことのできる芸人は今後現れるのだろうか。芸人界に新たなスターが誕生することに期待したい。
(さのゆう90)
(「ポケットビスケッツ/スーパーベスト」)
(「明日があるさ THE MOVIE ― マイエナジーセレクトトラック」)