■EXO-L-JAPAN FANCLUB EVENT 2015“EXO CHANNEL”
2015.04.19(SUN) at 横浜アリーナ
(※画像8点)

東方神起、SUPER JUNIOR、少女時代らが所属する韓国の大手芸能事務、S.M.ENTERTAINMENTの男性グループ、EXOが日本初のファンクラブイベントとなる【EXO-L-JAPAN FANCLUB EVENT 2015“EXO CHANNEL”】を、神奈川県・横浜アリーナで開催。4月17(金)~19(日)の3日間で5公演を行い、各回1万1千人、計5万5千人を動員した。
さらに、最終日の19日には、11月に東京ドーム3日間、京セラドーム大阪3日間の計6日間のドーム公演を行うことも発表。2012年に韓国と中国でデビューしたEXOは、デビューからわずか3年7ヶ月でドーム6日間公演を行うこととなり、これは海外アーティストとしては最速の記録で、未だ日本デビューをしていないにもかかわらず、破格の人気を誇ることを証明した。

昨年8月にファンクラブを設立してから初となった今回のイベント。タイトルに“EXO CHANNEL”と入っているように、EXOのテレビ番組(CHANNEL)を見ているような楽しさをコンセプトに進行された。

まずは“RANWAY CHANNEL”と題されたコーナーからスタート。音楽が流れるとメンバーが一人ずつ会場後方から登場し、バックステージでポーズを決めると、ファッションショーの“ランウェイ”のごとく、観客の間の通路を歩いてメインステージへ。
それぞれの個性に合ったカジュアルな衣装を身にまとい、大歓声の中、華麗なウォーキングを披露した。全員がステージに揃うと一人ずつ挨拶をし、リーダーのスホは「EXO-L JAPAN(ファンクラブ名)とのイベントは初めてだから楽しいデートのようにしたいと思います」と意気込みを。そして、今回、メンバーのタオが足の怪我で本イベントに参加出来ないことを告げ、「僕たちがタオの分まで一生懸命頑張ります」と話した。すると、ステージに人気お笑い芸人の次長課長の河本準一が登場。河本はタオの代わりにメンバーと一緒にイベントに加わり、ゲームやトークでの盛り上げ役を果たした。

次のコーナーは“TALK CHANNEL”。
メンバーがひな壇に座り、事前にファンから募集した質問に答えて行く。「どうしたらカッコいいダンスが踊れようになりますか?」という質問では、ダンスが得意なカイが答えるかと思いきや、主にラップを担当するチャンヨルに回答権が振られ、チャンヨルは「踊りというものは、基礎が大事です」と説明。だが、そのあとにカイが「チャンヨルが言った通り」と話し始めると、生まれ持った才能だ、嘘をつくなとダンスが上手いカイを妬む姿を見せ、ファンを笑わせた。続く「メンバーの中で彼女にするなら誰が良いですか?」という質問には、スホが「メンバーの中にはいません。僕なら僕と付き合います」と答えると、すかさずベッキョンはスホがいつも鏡を持ち歩いていると、ナルシストな一面があることを暴露。スホは秘密をバラされて照れ笑いをしていた。
一方、チャンヨルはセフンをスタイルがいいし、性格もかわいいからと挙げるが、セフンは見た目と違って男らしいとディオを指名。振られた格好になったチャンヨルは逆ギレし「セフンはわかってない」とつっかかり、ステージ上で小競り合いを始めるという一幕も(笑)。次の「メンバーが思う、一番モテると思うメンバーは誰?」という質問では、5人がカイと回答。カイは照れていたが、その理由にセクシーさが挙げられると、カメラ目線でセクシーな表情を見せ、ファンからの黄色い歓声を浴びていた。

3つ目は“ART CHANNEL”。メンバーと河本が2チームに別れて、お題の絵を全員で完成させ、それをファンから選ばれた審査員に判定してもらうというもの。
ブラックチームが、シウミン、チェン、チャンヨル、ディオ、セフン。ホワイトチームが、スホ、レイ、ベッキョン、カイ、河本となり対決すると、大差でブラックチームが勝利。チェン、チャンヨル、ディオらが絵心があったようで、“ユニコーン”、“ニワトリ”と言ったお題も難なくクリアしていた。

4つ目は“GAME CHANNEL”。先ほどのチーム分けで、メンバーをコマにしたすごろくゲームをし、出た目のお題にメンバーが挑戦。すごろくのマスがファンの間を通る通路上にあり、目が出てメンバーが移動するたびに大きな歓声が上がっていた。
お題では、ブラックチームに“メンバーの秘密を暴露”というのが出ると、チェンは「僕はディオの下着の色を知っています」と言い、その場で確認して、「黒」と報告。すると、ディオも負けていられないと「チェンの下着の色を知っています」と言い、同じようにその場で確認すると「ショッキングピンク」と発表。チェンは「違う!」と否定するも、ディオはいつも履いてるのを知っていると言って、きっちりと仕返しをしていた。他にも、“セクシーポーズ”にセフンが腰を使ったダンスを見せたり、“愛嬌”にシウミンがとっておきの笑顔を見せたり、“自信のある体のパーツ”にベッキョンが手、カイがお尻、スホがおでこ、ディオが唇をアップで見せたりと、普段のライヴではなかなか見ることの出来ないイベントならではの姿でファンを楽しませた。

ゲームの結果は、“ART CHANNEL”に続いて、ブラックチームが勝利。負けたホワイトチームは罰ゲームに、わさびがたっぷり入った寿司を食べることになるが、1個だけサビ抜きがあると知らされ、みんな一斉に食べることに。
だが、レイが一人だけ先に食べてしまい「美味しい」と言ったため、結果、残りの4人が自動的にサビ入りを食べることになる。河本はゲームにならないと嘆くが、食べてみると、ベッキョンがサビ無しで、レイがサビ入りを美味しいと言っていたことが発覚。河本が「罰ゲームが罰ゲームにならない」と愚痴る結果で、“GAME CHANNEL”は幕切れとなった(笑)。

そして、最後は“MUSIC CHANNEL”という名のライヴステージ。メインステージにピンクのお揃いのスーツに着替えたメンバーが現れると、大歓声の中、「Overdose」からスタート。9人での息の合ったダンスで魅せると、続く「Growl」では目まぐるしく変わるフォーメンションダンスも披露。さらに、「皆さんの近くに行きたい」(チャンヨル)と言うと、「Don't Go」では、ファンの間を歩きながらバックステージに移動。「XOXO」、「Lucky」では通路にメンバーが散らばり、ファンの至近距離で歌い、時にはハイッタチをしたりと、イベントならではの演出で、ファンを熱狂させた。そして、ラストは現在、韓国で活動中の新曲「Call Me Baby」をこのイベントで日本初披露。この日一番の盛り上がりとなり、イベントは終了…かと思いきや、ここで冒頭に記したドーム公演決定の重大発表が行われた。スホが「皆さんにもっと喜んでもらえるような嬉しいニュースを発表します!」と前置きをし、その口から“ドーム”という単語が発せられると、その後の声が聞こえなくなってしまうくらいの大歓声が起こる。まさに割れんばかりの熱い声援に迎えられ、さまざまな記録を打ち立ててきたEXOが、そこにデビューから最速のドーム公演という記録も加えることを伝えた。その後、メンバー一人ひとり、この日の感想とドーム公演への喜びを語った。

スホ「僕も本当に楽しみですし、これもすべてEXO-Lの皆さんのお陰だと思います」
シウミン「とっても嬉しいです! 一方でこのように大きな会場を僕たちだけで埋められるか、心配でもあります。でも、埋め尽くせるように頑張ります!!」
チェン「EXOはここからが始まりです! 皆さんが来てくれたお陰でこのように素敵なファンクラブイベントも出来ましたし、ドーム公演が出来るようになって本当に感謝しています」
カイ「以前、先輩たちが東京ドームでコンサートをするのを観て、EXOもしたいと思っていたんですけど、こんなに早く夢を叶えることが出来て本当に嬉しく思っています。一日も早くドームでファンの皆さんと遊びたいです! 愛してるよ!!」
レイ「東京ドームでコンサートが出来ることを本当に嬉しく思っています。本当にありがとう!! どこでコンサートをしても、皆さんと一緒にいればそれが僕にとって嬉しいことなんです。皆さんの愛があるからここまで来ました」
ディオ「僕は今からすでに緊張してるんですけど…ついに東京ドーム、京セラドーム、行こう!! 本当に皆さんがいるお陰でそういうコンサートが出来るんだと思います」
セフン「EXO-Lがいるから、僕たちEXOが入るのだと思います。また、EXOがいるからEXO-Lがいるのだと思います。ですから、僕たちはいつまでも末永く一緒にいるべきです。そうしてくれますよね?」
チャンヨル「僕たち3月に韓国でコンサートをしたんですけど、その記憶がまだ鮮明に残ってるんですね。その時に撮った映像も繰り返し見てるし、その時の夢をみたりもします。すごく楽しかったので、その時の気分をまた日本のEXO-Lの皆さんと味わいたいです」
ベッキョン「本当に楽しいと思います。皆さん、その時は余分にTシャツを持って来てくださいね! 汗でびっしょりになる可能性があります(笑)」

そして、ファンからの歓声とメンバーの喜びの声が重なる中、スホが「これからEXOがたどって行く道を楽しみにしてください」と力強く宣言すると「一緒に行きましょう!!」と叫び、イベントはまさに大盛況の中、幕を閉じた。EXOの快進撃はこの先、まだまだとどまることがないと確信するイベントとなった。
(取材・文/瀧本幸恵)

≪セットリスト≫
1. Overdose
2. Growl
3. Don't Go
4. XOXO
5. Lucky
6. Call Me Baby

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