■SOL JAPAN TOUR “RISE” 2014
2014.08.27（WED） at 東京国際フォーラム ホールA
（※画像8点）
黄色い声援と黄色いペンライトが場内を埋め尽くす中、上半身裸という自身（自信）の“戦闘服”でステージに登場し、幕開け早々、興奮と熱気と狂喜が渦巻いたSOLの日本初単独ツアー【JAPAN TOUR “RISE” 2014】。オープニングは最新アルバム『RISE』収録のファンキーなエレクトロチューン「BODY」から。
今回のライヴは、ギター、ベース、キーボード、ドラムというバンド編成。バンドが演奏する少々しっとりしたBGMに乗せて簡単な自己紹介をしたあとは、「セイ、イエー！」と観客とコール＆レスポンスを繰り返し、場内の一体感を高めていく。それがピークに達したところでアンセム系のナンバー「MOVE feat. TEDDY」をドロップ。その後は一転、ステージ中央にセッティングされたキーボードを自身で弾きながら、スウィート＆スロウな求愛ソング「YOU’RE MY」で切ないハイトーンを響かせる。その剛柔のギャップがたまらない。続く「I NEED A GIRL」の後半では、ステージ中央に用意された一脚のスツールに客席からひとりの女性ファンを誘導し、目の前にひざまずいて熱唱。その後も手を取ったり、肩を抱いたり、後ろから腰に手を回して踊ったりと悶絶のファンサービスが繰り広げられた。しかも、曲が終わると彼女の腰に手を回してそのままバックステージにエスコート。場内には、羨望と嫉妬とが入り交じった嬌声が鳴り響いた。
映像インタールードを挟んだあとの「EYES, NOSE, LIPS」から続く3曲は、SOLのエモーショナルなボーカルを堪能できるブロック。特に「今までのレコーディングの中で一番僕の感情が入ってる曲」と、その後のMCで紹介した「EYES, NOSE, LIPS」は、目をつむって丁寧に情感たっぷりに歌う姿が切なさを増幅させる。そのMCパートでは、4年間、毎日毎晩、楽曲制作に向き合って、新作『RISE』を作りあげたことを報告。そのアルバムがセールス的にも結果を残し、こうしてツアーができていることに感謝し、「皆さんの大きい愛、そして応援で良い結果になりました。本当にありがとうございます」と伝えると、会場から一際大きな拍手と歓声が湧き上がった。
ライヴの後半は攻撃的なダンスチューン「RINGA LINGA」からスタート。ステージは真っ赤な照明に彩られて煽情的な表情に変わる。その後、繰り出された「1AM」は、生バンドの演奏でCD以上にでっかいグルーヴに生まれ変わっており、会場にピースフルな高揚感が充満。次の「STAY WITH ME」では、「皆さん、韓国から来てくれた僕の友達！ ミスター、G-DRAGON！」と紹介すると正面スクリーンにG-DRAGONが登場し、観客のボルテージがさらにアップ。演奏が終わってもサビの≪Stay With Me≫の部分を全員で合唱し、会場がひとつになった。
その後のMCでは、観客の質問に答えるコーナーを実施。「『EYES, NOSE, LIPS』の彼女はどんな彼女だった？」という質問には、答えに一瞬詰まりながら「目、鼻、口が本当にきれいな女性でした」と見事な切り返し。
本編は『RISE』の実質的なラスト曲である重厚な「LOVE YOU TO DEATH」を激しく情熱的に歌って終了。アンコールでは「BAD BOY」「FANTASTIC BABY」と、BIGBANGのヒット曲を連続披露。「FANTASTIC BABY」ではステージの上でポップコーンのように跳ねて踊り、さらにはステージの左翼右翼めいっぱいまで行き、客席部分の手すりに上がって煽るなど、パワー全開のパフォーマンス。
初の単独ソロツアーということで曲目はもちろん、セットや照明、映像、すべてに自分の意見を出し、「僕を近くで感じられるようなステージを作りたい」とオフィシャルインタビューで語っていたSOL。決まった振り付けというよりは、「ダンスしたい！」という衝動に任せて本能のままに四肢を動かす緩急自在のステップとキレッキレの身のこなしは圧巻だったし、MCでは少々たどたどしい日本語で笑いを取りながらファンと積極的に交流して人間味をアピール。さらには美しいハイトーンにソウルフルなボーカル、跳動してさらに輝く肉体美まで、SOLの魅力がたっぷり詰まった2時間半だった。
（取材・文／猪又 孝[Do The Monkey]）
≪セットリスト≫
1. BODY
2. SUPERSTAR
3. MOVE FEAT.TEDDY
4. YOU'RE MY
5. I NEED A GIRL FEAT.G-DRAGON（from BIGBANG）
6. EYES,NOSE,LIPS（Japanese ver.）
7. ONLY LOOK AT ME
8. WEDDING DRESS
9. THIS AIN'T IT
10. RINGA LINGA
11. BREAK DOWN
12. 1AM（Japanese ver.）
13. STAY WITH ME FEAT.G-DRAGON（from BIGBANG）
14. LET GO
15. LOVE YOU TO DEATH
<アンコール>
1. BAD BOY（acoustic ver.）（Japanese ver.）
2. FANTASTIC BABY（Japanese ver.）
3. RINGA LINGA（Japanese ver.）
4. BODY
5. 1AM（Japanese ver.）
6. EYES,NOSE,LIPS
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2014.08.27（WED） at 東京国際フォーラム ホールA
（※画像8点）
黄色い声援と黄色いペンライトが場内を埋め尽くす中、上半身裸という自身（自信）の“戦闘服”でステージに登場し、幕開け早々、興奮と熱気と狂喜が渦巻いたSOLの日本初単独ツアー【JAPAN TOUR “RISE” 2014】。オープニングは最新アルバム『RISE』収録のファンキーなエレクトロチューン「BODY」から。
ゴールドのブラとホットパンツを身につけた女性ダンサー4人を従えたステージは、刺激的で官能的で、ワイルドなのにきらびやかだ。続くヒップホップナンバー「SUPERSTAR」では、イントロで男性ダンサーが持ってきたゴールドのジャケットを羽織るも1番のサビの前には脱ぎ捨て、またまた上半身裸に。ステージを右に左に動いて客席を煽り、力強いビートと鍛え上げられた肉体美で女性客を夢中にさせていく。
今回のライヴは、ギター、ベース、キーボード、ドラムというバンド編成。バンドが演奏する少々しっとりしたBGMに乗せて簡単な自己紹介をしたあとは、「セイ、イエー！」と観客とコール＆レスポンスを繰り返し、場内の一体感を高めていく。それがピークに達したところでアンセム系のナンバー「MOVE feat. TEDDY」をドロップ。その後は一転、ステージ中央にセッティングされたキーボードを自身で弾きながら、スウィート＆スロウな求愛ソング「YOU’RE MY」で切ないハイトーンを響かせる。その剛柔のギャップがたまらない。続く「I NEED A GIRL」の後半では、ステージ中央に用意された一脚のスツールに客席からひとりの女性ファンを誘導し、目の前にひざまずいて熱唱。その後も手を取ったり、肩を抱いたり、後ろから腰に手を回して踊ったりと悶絶のファンサービスが繰り広げられた。しかも、曲が終わると彼女の腰に手を回してそのままバックステージにエスコート。場内には、羨望と嫉妬とが入り交じった嬌声が鳴り響いた。
映像インタールードを挟んだあとの「EYES, NOSE, LIPS」から続く3曲は、SOLのエモーショナルなボーカルを堪能できるブロック。特に「今までのレコーディングの中で一番僕の感情が入ってる曲」と、その後のMCで紹介した「EYES, NOSE, LIPS」は、目をつむって丁寧に情感たっぷりに歌う姿が切なさを増幅させる。そのMCパートでは、4年間、毎日毎晩、楽曲制作に向き合って、新作『RISE』を作りあげたことを報告。そのアルバムがセールス的にも結果を残し、こうしてツアーができていることに感謝し、「皆さんの大きい愛、そして応援で良い結果になりました。本当にありがとうございます」と伝えると、会場から一際大きな拍手と歓声が湧き上がった。
ライヴの後半は攻撃的なダンスチューン「RINGA LINGA」からスタート。ステージは真っ赤な照明に彩られて煽情的な表情に変わる。その後、繰り出された「1AM」は、生バンドの演奏でCD以上にでっかいグルーヴに生まれ変わっており、会場にピースフルな高揚感が充満。次の「STAY WITH ME」では、「皆さん、韓国から来てくれた僕の友達！ ミスター、G-DRAGON！」と紹介すると正面スクリーンにG-DRAGONが登場し、観客のボルテージがさらにアップ。演奏が終わってもサビの≪Stay With Me≫の部分を全員で合唱し、会場がひとつになった。
その後のMCでは、観客の質問に答えるコーナーを実施。「『EYES, NOSE, LIPS』の彼女はどんな彼女だった？」という質問には、答えに一瞬詰まりながら「目、鼻、口が本当にきれいな女性でした」と見事な切り返し。
「彼女に歌った歌を歌ってください」というリクエストには、その経験がないと答えながら、「今、ここにいるたくさんの女性に歌ってるじゃん。さっきピアノも弾いたし」と、「YOU’RE MY」をアカペラでひと節歌って、観客を喜ばせた。また、男性ファンからの「一緒にステージで踊って下さい」というリクエストには、その男性をステージに上げ、バンドのアドリブ演奏で軽くダンスバトルを繰り広げ喝采を浴びる一幕も。そうしてファンとのコミュニケーションをとったあとはBIGBANGの近況を報告した。T.O.Pは映画のプロモーション、G-DRAGONはBIGBANGの新曲作り、V.Iは「自分探しのためにいろんな国に旅行中です」と語って笑いをとったSOL。「そしてD-LITEは…ここに来ています！」と1階席に座るD-LITEを紹介すると、サプライズゲストの登場に一際大きな嬌声があがった。D-LITEは秋に新たなプロジェクトが始動することを報告し、その後、シャツをはだけてみせたりと気分上々。「それ、アブナイデショウ」「エロい、エロい」とSOLが煽ると、紫の照明がD-LITEに投下。再びシャツをはだけてタンクトップを覗かせ、エロいファンサービスで場内を盛り上げた。
本編は『RISE』の実質的なラスト曲である重厚な「LOVE YOU TO DEATH」を激しく情熱的に歌って終了。アンコールでは「BAD BOY」「FANTASTIC BABY」と、BIGBANGのヒット曲を連続披露。「FANTASTIC BABY」ではステージの上でポップコーンのように跳ねて踊り、さらにはステージの左翼右翼めいっぱいまで行き、客席部分の手すりに上がって煽るなど、パワー全開のパフォーマンス。
それに応えるよう会場中が大合唱して盛り上がった。そして、ステージを終えたSOLが帰ろうと正面スクリーンに向かうと、その帰り口の扉が開かないという心ニクイ演出が。一気に湧き上がる「トン・ヨンベ！」コールに「まだ聴きたいですか？」とダブルアンコールに突入すると、2階席、1階席、客席全体と順にリクエストを取り、「LINGA RINGA」「BODY」「1AM」を再度パフォーマンス。最後は「自分がやりたい曲をやります」と、「EYES, NOSE, LIPS」を今度は韓国語でエモーショナルに歌いあげ、ライヴは幕を閉じた。
初の単独ソロツアーということで曲目はもちろん、セットや照明、映像、すべてに自分の意見を出し、「僕を近くで感じられるようなステージを作りたい」とオフィシャルインタビューで語っていたSOL。決まった振り付けというよりは、「ダンスしたい！」という衝動に任せて本能のままに四肢を動かす緩急自在のステップとキレッキレの身のこなしは圧巻だったし、MCでは少々たどたどしい日本語で笑いを取りながらファンと積極的に交流して人間味をアピール。さらには美しいハイトーンにソウルフルなボーカル、跳動してさらに輝く肉体美まで、SOLの魅力がたっぷり詰まった2時間半だった。
（取材・文／猪又 孝[Do The Monkey]）
≪セットリスト≫
1. BODY
2. SUPERSTAR
3. MOVE FEAT.TEDDY
4. YOU'RE MY
5. I NEED A GIRL FEAT.G-DRAGON（from BIGBANG）
6. EYES,NOSE,LIPS（Japanese ver.）
7. ONLY LOOK AT ME
8. WEDDING DRESS
9. THIS AIN'T IT
10. RINGA LINGA
11. BREAK DOWN
12. 1AM（Japanese ver.）
13. STAY WITH ME FEAT.G-DRAGON（from BIGBANG）
14. LET GO
15. LOVE YOU TO DEATH
<アンコール>
1. BAD BOY（acoustic ver.）（Japanese ver.）
2. FANTASTIC BABY（Japanese ver.）
3. RINGA LINGA（Japanese ver.）
4. BODY
5. 1AM（Japanese ver.）
6. EYES,NOSE,LIPS
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