
卒業セレモニーの直後に奇跡が
2日目、正真正銘の卒業コンサートは、公演前には晴れ間がのぞくまずまずの天気。公演前のアナウンス(影アナ)には玲奈さん本人が行ない、「降水確率は90パーセントなので、レインコートの用意をしておいてください」ともはや自らネタにするほどに。
この日は、SKEからAKB48に移籍した木崎ゆりあ(崎の大は立)、振付師の牧野アンナがサプライズ出演したほか、玲奈さんが春まで1年間兼任していた乃木坂46のメンバーがコンサート中の神宮球場から生中継で大型ビジョンに登場した。乃木坂はVTR出演と当初伝えられていたが、生出演、しかも神宮にも玲奈さんのイメージカラーであるグリーンのペンライトがあちこちに光っていて、会場はおおいに沸いた。
しかしそれ以上に驚かされたのが、やはり雨の降るタイミングだ。卒業セレモニーを終えた玲奈さんは、メンバーに見送られながらゴンドラに乗りセットの頂点まで登りつめると、噴水が上がるとともにその姿を消す。雨が降ってきたのはその直後だった。ここまで来るともはや奇跡である。やはりただの雨女ではなかったな、松井玲奈。
新曲の歌詞に込めたメッセージ
明けて31日。ついにSKE48の松井玲奈としては最後の活動となるSKE48劇場での最終公演が行なわれた。この日、劇場の入るサンシャインサカエの地下1階にはモニター観覧用のスペースが設けられた。ただしここで公演を見られるのはSKEのモバイルサイト会員からの当選者のみ。けっきょく私は、劇場での観覧どころかモニター観覧にも外れてしまう。まあ、あそこの地下1階は1階まで吹き抜けになっているから、モニターを覗くことはできるだろう……と思ったのだが、甘かった。