
148話は、こんな話
大輔(柳楽優弥)は圭太(山崎賢人)と一徹(葉山奨之)に、最近、徹(大泉洋)を見かけたと話し、わずかばかりの徹の情報を圭太に託すと、能登を去って行った。
今日は、男の回
男同士の秘密の会話が中心の148話。
徹はつい最近まで所沢で清掃の仕事をしていたことが判明。何はともあれ、生きていてくれたことが一徹には嬉しい。
圭太と大輔は酒を酌み交わしながら、夢について語り合います。
実際に世界中を旅して、たくさんの価値観に触れてきた大輔と、
器のなかに世界を見出している圭太。それぞれの“世界”の形がある。
そんなにひとつにことに集中してこわくないか、と問う大輔に、圭太は“ひとでも夢でも大事なものほどこわい”“でも目の前のものしか見えない そこから逃げたらいくとこがないのでぶつかっていくしかない”という趣旨のことを答えます(方言省きました)。
その一途さに希が惹かれたのだろうと大輔は、言葉にしないけれど、おそらくそう感じて納得しています。
希と圭太の絆のようなものに触れて、「あー結婚したくなっちゃった」と言いだす大輔。
どうやら大輔も、待っていてくれる恋人がいるらしく、圭太に徹のことを託す事で完全に希への思いに決着をつけた感じ。
この後の大輔のことは、10月24、31の2回に分けて放送されるスピンオフの前編のほうで描かれるようです。このスピンオフで洋一郎や高志などのシングル男子が全員、なんらかの決着がつきそうな・・・。
夫婦が相手を思いやっている様子は、一徹の背中にみのりが寄り添うカット、圭太が希を正面から抱きしめるカットでじわじわ伝わります。あんまりベタにふたりの表情を見せないのがいい。とくに、みのりはほとんど顔が暗いにもかかかわらず、愛情が画面からはみ出てきます。
そして、希は一生懸命、コンテストのためのお菓子づくり。途中火傷しちゃって・・・つづく。
ほんと、引っ張るなあ。ラスト一週間で一気にいく気満々ですね。見ているほうも、見る体勢整えていきますよー。
(木俣冬)
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いまひとつ視聴率が伸びないが、奮闘は讃えたい。NHK朝ドラ「まれ」おさらい(54話までを総括))