
2015年9月21日は、Perfume結成15周年・メジャーデビュー10周年の記念の日になる。この日から10日間にわたり『Perfume ANNIVERSARY 10days 2015 PPPPPPPPPP』がスタート。
20日都内ではPerfumeが登場して記者会見が行われた。




Perfume、ヒット以前から好きでした
すいません。ここで「おれは前からPerfumeが好きだったんだ」という話をしても良いですか?
ぼくがPerfumeを知ったのはファーストアルバムの「Perfume〜Complete Best〜」から。ファーストアルバムなのにベスト盤という先行き不安なCDだった。「アイドルの音楽なんだけど退廃した近未来って感じですごくかっこいい!」といって友達にもすすめまくったけど、みんな「えっ?お前アイドルのCDなんて聞いてんの?」といってポカンとしていた。
このことをおれは一生忘れない。そのころのアイドルは、今ほど市民権を得ていなかったのだ。
ポリリズムのヒット
そして「ポリリズム」が大ヒットしてPerfumeが世間に知られてゆく。
Perfumeが歌番組に出るようになったころ、ぼくのケータイに「お前がやたらすすめていたアイドル、いまテレビに出てるぞ!」と毎回メールが来ていたものだ。
そこからの活躍はいうまでもない。「ライブ行ってみたいな」と思っていたのだが、チケットなどそうそうとれる存在ではなくなってしまった。
新曲が出ればチェックするものの、Perfumeがなんとなく遠い存在になってゆく……いや、よく考えたらべつに最初から全然近いわけじゃなかったんだけど!
思い入れのせいでキモチ悪くなってきた
そんなテンションで10周年の記者会見に参加である。Perfumeが出席するまでの間、会場にはインストの「Relax In The City」が流れ、今までのディスコグラフィーをふりかえる動画が流れている。
ああ、これ、泣くやつだ。

しかしPerfumeの登場で一気に正気に戻る。
「武道館10日間貸しても儲けが出る」

記者会見ではこれからの10周年記念の10日間のイベントの予告が語られた。
初日のファン向けスペシャルライブは、あらかじめテストを受けた成績上位者しか入れない(ちなみにぼくは全然わかりませんでした)。
「(コアなファンだからライブの反応が読めないので)全然もりあがらんかったらどうする?」
「3人で楽しむか?」
「(デビュー当初は)お客さんに観てもらえないないって普通だったから……」
とちょっぴり自虐トーク。
イベントで10日間武道館を借りていることについては
「武道館の経営者の方から『Perfumeさんなら武道館10日間貸しても儲けが出るじゃろう』っていってもらえたのが本当にうれしくて……」(あーちゃん)

笑いが起こったが、なかなか芽が出ず、武道館が憧れの存在だったということを考えると、本当によかったという気持ちになる。
「私たちは脂の乗った状態」のっち

最後は10周年記念の「餅つき」。
10月28日にはニューシングルの「STAR TRAIN」がリリース、10月31日にはドキュメンタリー映画「WE ARE Perfume」が公開される。
「結成15周年、メジャーデビュー10周年。脂の乗った状態だと思っております」(のっち)
今回のアニバーサリー、中だるみしていたファン心に喝を入れられたような気分になった。Perfumeがこんなに勢いを増して活動しているのに「遠い存在」とか思ってるのダメだろ。まだまだPerfumeから目を離せない!

(斎藤充博)