
2015年は、バック・トゥ・ザ・フューチャーイヤーです。PART1製作から満30年が経ったのが今年だし、PART2でタイムスリップした未来は2015年10月21日だったし。
というわけで、ちょっと面白いコンセプトの店舗が誕生しました。スイーツパラダイスとのコラボにより、映画コメンテーター・有村昆氏プロデュース『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公式カフェが昨日より全5店舗オープンしています。(10月6日より期間限定)
そのなかの一つ「パラディーゾ サンシャイン店」にてオープニングイベントが開催されたので、ちょっと遊びに行ってきました。
有村昆のコレクション展示がすごい!
それにしても、店内は壮観! PART2でマーティやドクが実際に着用していた衣装が展示されていますが、これらは全て有村さんの私物です。

壁には秘蔵写真の数々が!


「こちらは劇中で使われたもので、マーティの息子が逮捕された事件が載る『USA TODAY』という新聞です。ユニバーサル・ピクチャーズさんの公認で使わさせていただいています」(有村さん)

この棚もスゴイ! 有村さんのコレクションが存分にディスプレイされていました。

左のTシャツは、ドク役のクリストファー・ロイドが来日した時に書いてもらった“サイン入り”だそう。右は、ビフが盗んで金持ちになる「スポーツ名鑑」です。
「ゴルフで誰が優勝したとか、正確なデータが入っています。2000年までなのが残念ですけど、こういう夢のあるものが現実になっているっていう」(有村さん)

これは、あのホバーボード。現実世界でも、レクサスがホバーボードを開発しました。

奥にあるスニーカーも、おなじみでしょう。

「ナイキが、“自動で結ぶ靴紐”の特許を取りまして。
作品をイメージしたフードメニューも
ではそろそろ、メニューについてご紹介。まずは、フードメニューです。
●マーティの「チキンと呼ばないで」ベジタブルカレー(税抜1,500円)

マーティが言われると怒る禁句「チキン」を使っています。しかもパプリカで、マーティが着る救命胴衣を再現。
「これ、かなりのボリュームです。腹持ちが良く、男性の方でも満足できます! チキンにレモンをかけ、さらにカレーも楽しめる。“主役級”の自信作です」(有村さん)
●ドクの好物クレイジーサンド厚切りベーコンB.L.T(税抜1,500円)

ドクの大好物はベーコンを入れた「サブマリンサンドイッチ」で、研究の合間に食べている。その設定から着想を得たメニュー。
「ドクのアロハシャツの柄をそのままプリントしてかけてあるのがこだわりで、もちろん食べられます。マーティはベストで、ドクはアロハ。どちらも、衣装をイメージしたセットです」(有村さん)
●ビフのワイルドビーフボール(税抜1,680円)

ローストビーフをふんだんに使った、大ボリュームのメニュー。その下にはライスが敷かれている。
「これは裏話ですけど、マーティが『チキン』と言われるのはビフの『ビーフ』と対にして、相反するようロバート・ゼメキスは設定しています」(有村さん)
●ヒルバレー時計台ピザ クアトロフォルマッシ(税抜980円)

まず目を引くのは、ケースのデザイン。作品のロゴ入りです!
「マーティの彼女がPART1で『私の電話番号よ』と手渡すシーンがあるんですが、その電話番号が蓋の裏側に付いています。555-4823です! 夢があるでしょ? このチーズベースのピザの上にハチミツをかけていただいて……、生地がモッチモチなの。食べると、すごくチーズの香りが口に広がります」

続いては、デザートメニューのご紹介!
●ゴキゲンだぜっ! マーティのジョニー・B・グッドパンケーキ(税抜1,100円)

マーティのパパとママが出会うダンスパーティーでギターを弾くマーティをシルエット型に。
「ギターを弾き過ぎて、みんなが引いちゃうっていうね」(有村さん)
●ドクの実験失敗!? シュワシュワ スイートピーチに大変身!(税抜1,000円)
「ソーダ水があるんですけど、これをドクの頭にかけていただくと、シュワシュワと化学反応を起こします。あららららら、ドクが消えちゃうぞ!? 上部分が綿あめになってまして、これをかき混ぜてください。中がアイスクリームになっていて、フルーツも入っているのでおいしいです。ドクの衣装も食べることができます」

●未来へタイムスリップ! デロリアンケーキプレート(税抜1,800円)

デロリアンが立体になっているショートケーキ。デロリアンがピカッと光るブルーの部分は、ソーダゼリーで再現。
「これもワンアクションあるんです。なんと、PART1の雷が落ちるシーンを花火で再現します!」

続いては、ドリンクメニュー!
●ドクのバチバチミステリードリンク(アルコール入りは税抜800円、ノンアルコールは税抜600円)
「フラスコに白い液体が入っており、怪しい粉を入れてかき混ぜるとこぼれ出すくらい泡立ってきます。これを飲むと、口の中でパチパチするっていう。実験しているイメージが味わえます。ドクは実験しないとダメなんですよ!」(有村さん)

●ヒルバレーの時計台ラテ(税抜600円)
●デロリアンラテ(税抜600円)

これらのドリンクをオーダーすると、コースターがプレゼントされます。

……といったメニューが展開される、今回の“バック・トゥ・ザ・フューチャー カフェ”。見た目は映画に完全にあやかってて、食べるとちゃんとおいしいメニューの数々が展開されます。
栄えある2015年にこんなカフェがオープンしたのだから、あとは空飛ぶ車の実用化待ちだな……。
(寺西ジャジューカ)