昨年の紅白歌合戦にも出場し、見事に津軽海峡・冬景色(9回目)を歌いあげていた石川さゆり。しかしそんな彼女は1999年、大きな金銭スキャンダルに見舞われていた。


石川さゆりが迂回融資に加担?


160億のデタラメ融資が問題になり、1998年に経営破綻した国民銀行。なんとそこに石川さゆりの名前があったため、大きな騒ぎに。
というもの国民銀行はこの時、迂回融資を行っていた。迂回融資の構図の中になんと1989年に石川さゆりの個人事務所として設立された「パルパル」なる会社が浮上したのだ。
この会社は国民銀行から約35億円の融資を受け、で他社からカラオケの営業権を購入していたらしい。

しかしカラオケ事業は上手くいかず、撤退。この会社を石川さゆりのパトロンと噂されている種子田益夫という人物に売却したのだ。しかしこの種子島は、以降も事業に乗り出すも大失敗し、さらに大きな負債を抱えてしまう。
その額はなんと56億円! 石川さゆりが連帯保証人になっていたため、彼女の肩に大きな負債がのしかかったのだ。

約10億円の賠償命令を受けた石川さゆり


そして2001年、連帯保証をしていた石川さゆりらに、整理回収機構が返済を求めた訴訟を起こした。東京地裁による判決では、石川に約2.2億円の支払い命令が出たが、整理回収機構がこれを不服として控訴。
石川が1992年に新築した豪邸を一時期差し押さえられたが、最終的に約10億円の賠償で決着したのだった。
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