
好色そうな大富豪登場
突然死んでしまった崑一(岡田浩暉)は、な、な、なんと8億円もの借金を残していたのです。
やっぱり、田園調布の豪邸が燃えてから、巻き返すことができなかったのでしょうか。
じつは、この数年、莫大な借金を抱えながら、どこ吹く風とかっこつけていたのかと思うと、崑一に対する見方も変わってきます。
そういえば、莫大な借金が死後判明するって、朝ドラの五代友厚と一緒じゃないですか! 死ぬ日(放送日)も近く、もみあげが強調された髪型が似てないこともなかったですね。
また、富貴子(黛英里佳)が自分のことを「腰がフラフラして」と言っていたのも、思えば、朝ドラの新次郎の「フラフラ」に呼応させていたように思えます。そもそも、姉妹のお話というのも、朝昼符号しているのです。こんなふうにこじつけながら、朝ドラ、昼ドラ合わせて見るのは楽しいものですが、それもあと一週間の命です。
さて、借金8億円を返すためには、九品仏の豪邸を売却するしかない。それがいやなら、ローズガーデンを売却して、家を残すかどちらか。でも、美輪子(逢沢りな)は、ローズガーデンを売るなんてとんでもないと大反対。ローズガーデンは彼女のアイデンティティなのでした。
とはいえ、それじゃあ、家をどうしましょう。ということで、謎の大富豪・大隈春馬(大和田伸也)が登場し、美輪子を嫁にして、借金を肩代わりしてくれると言うのですが、「それじゃあまるで人身売買じゃないの!」と美輪子は激怒し、感情に任せて自殺をはかろうとします。