2015年は平成27年。元号が「昭和」から「平成」に改められてもう27年にもなるのかと思う人もあれば、「昭和」なんて知らない平成生まれの人もいるだろう。
昭和天皇が崩御されたあの年、「平成」という元号が登場した。

新しい元号は「平成」


1989年1月7日、2年前からたびたび体調不良を繰り返していた昭和天皇が、御年87歳にして崩御。「天皇陛下におかせられましては、本日、午前六時三十三分、吹上御所において崩御あらせられました」と宮内庁長官から発表があったその日の午後2時36分。
当時の竹下登総理大臣のもとで内閣官房長官をつとめていた小渕恵三氏が、記者会見で新しい元号を「平成」と発表した。あの小渕氏が「平成」と書かれた色紙を掲げるシーンはこれまで何度もテレビで放送されており、知っている方も多いだろう。
翌日1月8日の0時をもって、「昭和」は終わり「平成」の新時代が幕を明けた。

「昭和」から「平成」へ、人々の反応


小渕氏が新元号を発表したのは午後2時36分であったが、記者会見を中継したニュースの視聴率は58.1%を記録! それだけ人々が新しい元号に関心を持っていたということだ。
その日、ワイドショーやニュースはその話題一点を繰り返し報道。みるみるうちに「平成」という元号は世間一般に浸透していった。

また、平成元年1月8日に生まれた赤ちゃんは当然「平成生まれ」となるため、その新鮮な響きが羨ましがられたりもした。ちなみに、昭和64年1月7日までに生まれた人に「平成」は適用されず、昭和64年生まれということになる。

DAIGOが持っていた「平成」の色紙


ちなみに小渕氏が発表時に掲げた「平成」の色紙は、当時の首相を務めた竹下氏の実家にあったそう。そのため、彼の孫であるDAIGOはテレビ番組に出始めていた当初、『めちゃイケ』などのバラエティ番組で「平成」の色紙を持ってきてたりもした。
実際、『うたばん』の企画でプロに鑑定してもらったときには、「価値が高すぎて鑑定できない」との評価を受けていた。


しかしこれには後日談がある。
DAIGOがバラエティで話題にしたことが問題になり、家族会議に。その結果現在では、しっかりした国の記念館に寄付されているそうだ。
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