今なお、多くのファンがいて復活を望む声も根強いこのドラマを振り返ってみよう。
「伝説の教師」のコントシーン アドリブではなくセリフ!?
「伝説の教師」は2000年の4月から6月まで、土曜日21時から日本テレビ系で放映。このドラマの主役はダウンタウン松本人志とSMAP中居正広であり、当時もかなり話題になっていた。松本は主演だけではなく、ドラマの原案も担当している。
話のおおまかな内容としては、GTOに代表されるような、いわくつきの型にはまらない教師が荒れた学校を変えていくというものだ。
さらにこのドラマの特徴だったのが、松本人志と中居正広のコント(?)シーン。演じている本人たちがドラマ中に笑ってしまうことも多くあり、アドリブなのではと騒がれていた。
しかしこのコントシーン、実はアドリブではなく、撮影の前に二人で稽古していたものだったのだ。中居が昨年の「ナカイの窓」で語ったところによると、コントシーンは松本や中居らが一緒に内容を練っており、事前に楽屋で稽古していたそう。
松本人志から生まれた数々の名言
また、「伝説の教師」ではお笑いシーンだけではく、松本演じる「常識」が大嫌いな教師・南波次郎が繰り出した数々の名言も印象的だった。その一部を紹介しよう。
■「相手の欠点10個言うて、それでも一緒に酒飲んでくれたらほんまの友達や」
■「人生なんて楽しいもんやないんや。だからこそ楽しまなあかんのや」
■「本当に幸せならそない幸せ!幸せ!言わへんのちゃうんか?」
「伝説の教師」最終回に登場した豪華ゲスト
「伝説の教師」は最終回に登場したゲストが豪華すぎたことでも有名だ。
実はこのゲストの話は制作サイド発信の案ではなく、松本と中居による提案だったとのこと。松本から浜田を出すことを提案された中居は、「こっちは木村を出すしかないでしょう」と語ったのだとか。
そんなまさに"伝説"ともいえるシーンもある「伝説の教師」。残念ながらDVD化はされておらず、VHSでしか発売されていないが、興味がある方は手に取ってみてはいかがだろうか。
(絵:ハセガワシオリ)