PUFFY初の看板番組『パパパパPUFFY』。2人の「ゆる~い」キャラクターが存分に発揮されたトーク番組だ。
そのゆるい空気感のためか、ゲストもリラックスしたムードで素を見せることも多かった。
今振り返ると気になる発言も目白押し。そこで今回は、後に由美と結婚するT.M.Revolutionの西川貴教と、亜美と結婚するGLAYのTERUのトークを野次馬根性丸出しで振り返ってみたい。

亜美置いてぼり!? 意気投合する西川貴教と由美


西川貴教が初ゲストとなったのは、1997年10月のオンエア回。オープニングでは、「初めての男性ゲストで……ドキドキだね、この辺が」と由美の胸の辺りをつつく亜美。
今思うといきなり意味深である。すでに由美と西川は付き合っていて、亜美もその事実を知っていたのだろうか?

西川が登場し、初めましてと挨拶すると、「私とは初めましてじゃないんですよね」と返す由美。
さらに、ボケ合いながら盛り上がる2人に、亜美は「何かすごい疎外感……」。そのままの勢いで盛り上がり続け、番組はほぼ西川と由美の掛け合いで終わるのであった。
なんだか、すでに付き合っているとしか思えないムードである。この時点でまだ付き合っていなかったのだとしても、その後の結婚(99年4月)は必然だったのかも知れない。
その後の離婚の話はひとまず置いといて……。

前妻と別居直前のTERUに亜美がアプローチ!?


GLAYのTERUがゲストとなったのは、1998年1月のオンエアの回。
この時点でのTERUはすでに結婚5年目の妻帯者である。冒頭からTERUとメール交換していることを宣言する亜美。これまた、今思うと意味深である。
心理テストのあおりに「まだ誰も知らないTERUさんの秘密を(探ろう)」と亜美が振ると、「そっか…」とうなずき、おもむろにベルトを外そうとするTERU。ノリノリなボケをかますTERUであったが、下世話な話、TERUが亜美の前でリアルにベルトを外すのはそれから間もなくのこと……。

「終わった恋に対する未練度」を調べる心理テストを行うが、そこから導き出された3人のタイプが面白い。

亜美は『昔のこととして心の傷はまったく傷まない。未練ほとんどなし』。サバサバしたキャラクターのイメージ通りといったところか? 後の略奪婚もこのハートの強さのなせる技かもしれない。

そしてTERUは『やり直せるものならやり直したいと考えている。未練タラタラ』。笑ってごまかしながらも、「写真は取っとくタイプかな?」とTERU。
「TERUさんは自分から別れようって言うタイプですか?」と畳み掛ける亜美に対して、「いや、言えない。…卑怯者なんですよね(笑)」とTERU。
実はこの年の2月には別居生活が始まったとされている。タイミング的に、かなり複雑な心境で受け答えしていたに違いない。

「大貫(亜美)さんとTERUは結構、性格近いかも」と由美が言うように、性格が近い2人はこの番組で急接近し交際がスタートしたのだから実に罪な番組である。

そして、残る由美の「終わった恋に対する未練度」はこちら。
『全く忘れてしまって今の恋をエンジョイする人。未練まったくなし』。
西川貴教との離婚後も、氣志團の綾小路翔や俳優の大森南朋らと浮名を流し、飲食店オーナーの一般男性と結婚するも4年ほどで離婚。その後、再び西川との親密ぶりをアピールする由美をズバリ言い当てているのであった。
(バーグマン田形)
マイストーリー(初回生産限定盤)(DVD付)