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留置場生活から生まれた「世界に一つだけの花」

留置場生活から生まれた「世界に一つだけの花」
       
「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」
SMAPの名曲『世界に一つだけの花』は2002年発売ながら、現在まで高い人気を維持しており、国民的名曲といっても過言ではない。今年のSMAP解散騒動の際も、『世界に一つだけの花』購買運動が起こり、デイリー1位も記録した。

しかしこの購買運動でもっとも得をした人間というと、SMAP本人でなく作詞・作曲を務めた槇原敬之なのは間違いない。

槇原敬之の留置場経験


さてその槇原がかつて語ったことによると、『世界に一つだけの花』の誕生には自身の留置場生活が深く関わっているそうだ。

槇原は1999年、覚せい剤所持で逮捕された。
その際4人部屋の留置場に入ったそうだが、その時に同室の人に言われた言葉にハッとしたとインタビューで答えている。
「『槙原さんが来るなんてびっくりした。苦労がない人だと思ってたから』と言われた。彼らからみると、順風満帆にみえる人の歌を聴いても『どうせ、おれたちの痛みなんて分からない』みたいなものがあるのかな」

「届いていない」槇原敬之の気づき


この留置場での経験などを通して、「何が間違っていたか」を毎日考え続けたという槇原。
その結果、一つの結論に達する。逮捕前はすべて曲制作を一人で行っており、他人はいらない、人の気持ちに触れようと思ったことはなかった。しかし、自分の歌を本当に聴いてほしい人に届いてないということに気がついたのだ。

この気づきにより、再び槇原の中に曲作りの火が灯ったという。おそらく逮捕前は常に良い音楽、新しい音楽を作らなければいけないという、ある種「対自分」という内向きな考え方だったのではないだろうか。
だが、逮捕後の経験を通して、「他の人に対して自分の歌を聞いてほしい」という思いが強くなり、曲作りのモチベーションが上がったのではと思える。

実際に槇原はインタビューでこう語っている。
 「歌が、人の心の中で、本当の意味で必要なものでありたいと思ってから、急にすべてが変わりました。だからこそ、SMAPの歌が書けたと思う」

国民的名曲誕生の裏には、槇原が逮捕によって受けた経験が深く関わっていたのだ。

世界に一つだけの花 Single, Maxi

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