国民的アイドル、「モーニング娘。」。これまで、多くのメンバーが卒業し新陳代謝を繰り返してきた同グループだが、筆者が未だに忘れられないメンバーがいる。
それが第6期生の亀井絵里だ。

2003~2010年まで活動した亀井絵里


2014年11月、横浜アリーナでの公演をもってモーニング娘。を卒業した道重さゆみは、AKBグループなどが勃興するなか、苦境に立たされたモー娘。を立て直した圧倒的なリーダーだった。彼女がモーニング娘。のリーダーに就任すると、再びグループに活気が戻り新たなファン層も増加したため、彼女の卒業は大きな波紋を呼んだ。

そんな道重ともにモー娘。
に入ったのが、第6期生の田中れいなと亀井絵里だった。2002年12月から2003年1月19日に行われた『LOVEオーディション2002』で、約1万4千人の中から合格したのがこの3人だ。

道重のぶりっ子キャラ、れいなのヤンキー風のキャラが目立つ一方で、亀井は比較的おとなしいイメージがあるメンバーだった。2003年に19枚目のシングルとなる「シャボン玉」でCDデビューしたのちは、自己主張は強くないものの、その可愛さで目を引く存在となった。

持病のアトピー治療に専念し卒業


人気とは裏腹に、本人の間ではどうにも解消できない悩みがあった。それがアトピー性皮膚炎だ。亀井は持病の完治を目指したいと、つんく♂に申し出たという。
激しいステージパフォーマンスによって大量の汗をかいたり、衣装の着替えなどが、肌への負担になったと発表された。

ある時期の写真をみると、たしかに顔から首にかけて症状が出ている。アイドルとしての活動を続けることは、彼女にとって心身ともに大きな負担だったのだろう。

高橋愛のブログで元気な姿が……!


その後、2012年12月にジュンジュンとリンリンとともに卒業が発表された亀井だが、メンバーとの交流はその後も続いていたようで、高橋や藤本美貴のブログでは卒業後の亀井のすがたを見ることができる。

卒業して数年経っても、相変わらずの黒髪美少女ぶりを披露していた亀井の芸能界復帰を希望するファンは絶えない! もし彼女の病気が完治したのならば、ぜひまた元気な姿をファンの前に披露してもらいたいものだ。
(野中すふれ)
イメージ画像はamazonより 亀井絵里写真集 『 THANKS 』