90s

『ナースのお仕事』のシスター版 黒歴史となった『天使のお仕事』を振り返る

このドラマ、期待値は相当高かったと記憶します。なにせ、『天使のお仕事』以前に放送されていた『ナースのお仕事』パート1とパート2は、どちらも最終回の視聴率が20%超え。1997年放送のパート2に至っては、平均でも19.2%という高い数字を記録しています。そこからパート3にいくかと思いきや『天使のお仕事』です。突然過ぎるパラレルワールド的展開にファンは戸惑いながらも、受け入れました。「きっと、面白い作品が出来上がるのだろう」と。

松下由樹の不在が、アダとなり…


ところが視聴者は、初回放送から大きな違和感を味わいます。「先輩がいない!」。そう、シリーズ通して観月の先輩役を務めた、松下由樹が不在なのです。これは致命的です。
『ナースのお仕事』における尾崎主任こと、松下由樹の存在はあまりにも重要。朝倉がボケなら尾崎主任はツッコミ。2人の異なる個性がぶつかることで生まれる漫才のような掛け合いは、物語がもつ魅力の根幹を成しているといっても過言ではありません。几帳面で厳しい先輩がいたからこそ、朝倉は一人前の看護師に成長できたのです。天真爛漫で誰にでも平等な朝倉がいたからこそ、技術一点張りだった先輩も温かい人柄に変わってこれたのです。
この2人が揃ってこそ物語が前進するし、この2人が揃ってこその『ナースのお仕事』なのに……。そう思ったファンは多いことでしょう。

視聴率は16.5%から5.9%まで下落


これには、松下由樹が他局のドラマに出演が決まっていたという事情があったそうです。しかし、大事なツッコミ役を失った物語の魅力は当然半減。吉行和子、長塚京三など、大物俳優を本家からスライド起用させていたにも関わらず、視聴率は初回の16.5%から低迷を続け、最低で5.9%にまで落ち込みました。結果、これまでにビデオソフト化どころか、フジテレビで再放送すらされていない黒歴史として扱われているのです。
もし、松下由樹が出ていたら……。ナースのお仕事』同様に、『天使のお仕事』パート2、3と放送される人気シリーズとなっていたのでしょうか。それは天使を遣わしたとされる、神のみぞ知るというところでしょう。
(こじへい)

※イメージ画像はamazonよりナースのお仕事 ザ・ムービー [DVD]

あわせて読みたい

90s チョベリーの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

90s チョベリーニュースアクセスランキング

90s チョベリーランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2016年4月15日の90s チョベリー記事

キーワード一覧

90s チョベリーとは?

90年代~00年代の芸能ニュースやヒット曲、懐かしの流行やギャル文化を考察し、当時の写真付きでお届けします。

その他のオリジナルニュース

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。