ベッキーと「同期」だった蒼井優
ベッキーが「おはガール」をつとめたのは、2000年4月から2001年3月の1年間。
そして同時期に「おはガール」のメンバーだったのが蒼井優だ。実力派女優のイメージが強く、バラエティーが中心だったベッキーとはずいぶんキャラが違う気がするが、蒼井は女子中学生雑誌『nicola』『CANDy』のモデル出身。おはガール当時の蒼井は女優として活動を始める前で、もっとタレント的な立ち位置だったのだ。幼さは残るものの、ポップな髪型とメイク、はじけた表情とポーズ……それは現在のナチュラルビューティーな雰囲気とは違う、いわば蒼井優のアイドル時代だ。
その後の蒼井優は、2001年に岩井俊二監督の『リリィ・シュシュのすべて』で映画に初出演を果たし、2003年には『高校教師』で連続ドラマに初出演するなど、女優としてのキャリアを着実に積み上げていった。
歴代おはガールのその後
おはガールは有名女性芸能人の登竜門!? かと思えばそういうこともなく、歴代おはガールの中には、すでに芸能活動を辞めている人や、おはガール時代が全盛期だったというタレントも少なくない。
90年代後半に小学生だった世代にとって、おはスタはアニメや玩具や芸能情報を提供してくれた貴重な思い出の番組。「あのおはガール、今なにしてるかな?」と調べてみると、その元おはガールはAVデビューしていたことを発見してなんともいえない気持ちになったりする。
芸能界の一線で活躍を続けてきたベッキーと蒼井優は、おはガール出世頭といえるだろう。ベッキーの復活劇にも期待したいところだ。
松岡茉優もおはガールだった!
さらに、今をときめくあの人気女優も元おはガール。朝ドラ「あまちゃん」で注目を集め、ドラマ「コウノドリ」、映画「ちはやふる」など、テレビや映画やCMなどで着実に人気を高めてきている松岡茉優は、実は元おはガール。
現在はサバサバした役どころでの演技力が印象的で、バラエティーでも抜群のノリのよさが人気を呼んでいる松岡だが、「あまちゃん」でのアイドル役も記憶に新しい。「おはガール」でのアイドル的なテンションも自然だ。
小中学生の頃から、同世代の視聴者をターゲットにした人気番組のアシスタントMCとして鍛え上げられるおはガール。
今後のおはガールがどう飛躍していくかにも注目したい。
(空町餡子)
※イメージ画像はamazonよりゆめの音色 ~music life~(DVD付) / ベッキー♪♯