そう、矢口真里。あの衝撃的な不倫発覚から早3年が経とうとしているが、出演した日清食品のテレビCMが放映中止に追い込まれるなど、いまだ世間の風当たりは強い印象。しかし、当の本人は嫌われキャラを認めた上で、「それを強みに変える」とあくまで前向きだ。
思えば、モーニング娘。として華々しくデビューした当時から、矢口の強心臓ぶりには目を見張るものがあった。
「小柄な身体からパワーが放出されている感じ」byつんく
1998年5月にモーニング娘。に第2期メンバーとして加入した矢口。応募総数5,000名超えの中から選ばれた3人の中の1人だ。矢口にとって、モー娘の追加オーディションが初めてのオーディションではない。持ち前の行動力で、過去には「アニー」を始め、積極的に数多くのオーディションを受けていたそうだ。そんな中、初の栄冠がモー娘への合格ということになる。
つんくは「初めて見たとき、ちっちゃすぎてホンマびっくりした。145cmぐらいしかないんやから。
2000年に矢口はつんくに内緒で、勝手にユニットを立ち上げる。自身の「ちっちゃすぎる」体を生かし、身長150cm以下のメンバーを集めて「ミニモニ。」を結成したのだ。結果として、ミニモニは一大ブームを巻き起こし、矢口の人気を何段階も押し上げるのに成功している。
矢口の行動力あふれる積極的な性格とあふれるパワーを存分に発揮したわかりやすい例といえそうだ。もっとも、私生活では積極性とパワーが暴走して、不倫相手を自宅寝室に連れ込んでしまったのかも知れないが……。
矢口真里が篠原ともえの控え室に怒鳴り込む!?
2000年末にフジテレビ系『HEY!HEY!HEY!』の収録の際、ちょっとした事件が起こった。
控え室そばでモー娘メンバーの加護亜依と篠原ともえがすれ違った際、加護の挨拶が小さすぎて聞こえなかった篠原が「あんた、先輩に対して挨拶もできないの!? ちょっと売れてるからっていい気になるんじゃないわよ!」と怒鳴り、驚いた加護がその場で号泣してしまったのだ。
その話を聞いた矢口、いてもたってもいられず何と篠原の控え室に怒鳴り込んだとされている。
つんくが、矢口をモー娘加入早々にユニット「タンポポ」に大抜擢した際に「先輩に囲まれても、矢口は根性座っているから大丈夫」と語ったのもうなづけるエピソード。この頃は、ジャンケンに強くなる方法を聞かれた際に、「勝つまでやめないこと」と即答したのも印象深い。いつもニコニコ笑顔の裏には超勝気な性格が隠れているのだ。
最近では「私は順調に嫌われていて、精神が鍛えられてる」「鋼の心で頑張る」とも発言。その強心臓ぶりに磨きがかかった感さえある矢口。逆風がどんなに吹き荒れても、芸能界での勝負を投げ出すことは絶対になさそうである……。
(バーグマン田形)
※イメージ画像はamazonより青春 僕/青春 俺 Single, CD+DVD, Maxi