絶対黒歴史!松嶋菜々子の口から本職顔負けのセリフが連発
だいた、「近未来警察072」というコントシリーズのタイトルからして、勘のいい人ならすぐに何かを察することができるだろう。その通り、下ネタ要素が満載のコントとなっている。
「ああ、クセになりそう!私はあなた達のメスブタよ。もっとイタぶってちょうだい!」
「カタいわ!こんなの初めて。私だけのモノよ。ああコワれちゃいそう!」
「ダメ!中はダメ!外なら、外ならどこでもいいから!」
「今日は私が上になるわ。そうよ、下からも突き上げて!ああ、当たってる!」
などなど、こんなセリフが松嶋菜々子の口から発せられていたのだ。今振り返ると、にわかには信じられない。時代が緩かったからとはいえ、このコントは世紀末だったからこそ許されたコントなのではないだろうか。
構成要素の半分は下ネタなんじゃないか?
同番組では石橋貴明が女性ゲストに対して口に入れた食べ物を顔に垂らしてみたり、女性が口に咥えていたおしゃぶりを取って自分の口に入れるといった悪ふざけが多々見られたが、同コントでは“下ネタ(に聞こえるセリフ)を言わせる”というセクハラの典型のようなことがまかり通っていたのだ。21世紀なら大問題に発展しそうなものが平気で地上波で放送されていた。しかも相手は無名時代とはいえ松嶋菜々子、大らかな時代だったものだ。
筆者は当時小学生だったために、一体このセリフのなにが面白いのか正直わからなかった。あと10年早く生まれていたら、意味をわかったうえで楽しめたのではないかと考えると、リアルタイムで楽しめなかったことへの若干の後悔が残る。
おそらく『とんねるずのみなさんのおかげです』出演以降にスターへの階段を駆け上がっていった松嶋菜々子に、この話題を出すことはタブーかもしれない。というか、まごうことなき黒歴史だろう。しかし、万が一「あの下積み時代があったからこそ今の自分があると思っています」なんていう発言がこれから先、あったとしたら……なんていう妄想をするだけで、「こちらこそありがとうございました」とお礼を言いたい気分になるというものだ。
(空閑叉京/HEW)