「もしよろしければ、いつまでもそばにいて、地獄の底までお付き合いさせてください」。これが松野の捧げたプロポーズの言葉でした。さらに彼は、10年近く勤務した東宝芸能を退社し、沢田と共に個人事務所を立ち上げるのです。
連日のようにテレビで報道 松野と沢田の離婚騒動
しかしその僅か2年後。沢田が突如として「離婚したい」と申し出たことにより、状況は一変します。
理由は松野のDV。髪の毛を掴んで引っ張りまわすなどの、日常的な暴力に耐えかねての決断でした。そんな妻の主張を「事実無根」とした松野。断固として離別を受け入れない構えを示したのです。
そこから約3年にわたり、沢田にとってはまさに「地獄の底まで」付きまわれるような、泥沼の法廷闘争を繰り広げることとなります。民放各局のワイドショーは連日のように、この泥仕合を報道。裁判の中で「セックスビデオ」の存在が語られたことなど、夫婦の性生活にも立ち入った内容を取り上げ、お茶の間の話題をさらいました。
『ガキ使』に出演したのは、まさにこの時期。「出てる場合か!」というところですが、この時からある種、身を切り売りする商魂のようなものを見せ付けていたのだと、今振り返ると思います。
ヤケになり過ぎ。松居一代も起訴されて、本末転倒。怒るより、前向きに考えるほうが賢明。