熊本地震で被災、その現状をつづったブログが炎上してしまったことで久しぶりにその名前を耳にした井上晴美。思えば芸能界の第一線にいたときも、刺激的な話題が先行していたイメージがある。


デビュー当時の井上晴美は菅野美穂や中谷美紀と同じユニットに在籍


1991年、テレビ朝日系のバラエティ番組『桜っ子クラブ』内のユニット「さくら組」のメンバーとして16歳でデビューした井上晴美。
菅野美穂や中谷美紀、加藤紀子や持田真樹らも在籍していたアイドルの登竜門的存在のユニットだ。様々なタイプのアイドルが華を競う中、井上の武器といえば豊満なバスト。そして、その武器に多額の保険を掛けたことで一躍脚光を浴びることになる。

井上晴美の巨乳への保険額は驚異の1億円!


シングルデビューに合わせて、所属事務所が井上のバストに掛けた保険額は1億円。もちろん、プロモーションの一貫である。
'89年には田中美奈子が瞳に1億円を掛けて話題となったこともあったが、センセーショナルさではこちらの方が断然に上。そのEカップ、86cmのバストに並々ならぬ注目が集まり、ワイドショーや週刊誌がこぞって取り上げた。そのプロモーション効果は大成功だったといえよう。
ちなみに、このバスト保険は一般的な傷害保険の一部であり、1年契約の保険料は25万円。結果としてかなり安い投資である。

巨乳ブームをリードする存在として活躍した井上晴美


当時は、かとうれいこや細川ふみえらが注目を集め、巨乳グラビアアイドルが目立ち始めたころ。井上晴美も谷間を強調したグラビアを中心に、バラエティ番組やドラマにも活躍の場を広げていく。
巨乳ブームの牽引役として確固たる地位を築いていくが、正直、ドラマではチョイ役がほとんどではあった…。

スキンヘッドから坊主姿になった井上晴美、ヘアヌードも披露


'95年、ついに映画『82(ワニ)分署』で初主演を果たす。
この映画は週刊プレイボーイに連載されていたマンガが原作。解説に「美貌と肉体を武器に二人の女刑事が凶悪犯罪に挑むエロティック・バイオレンス」とあるが、結局は井上晴美のナイスバディを全面フィーチャーしただけの作品である。体当たり演技が話題となるが、女優としてはB級のイメージが付いてしまった感は否めないのであった。
さらにこの頃は、つい先日覚せい剤所持で逮捕された高知東生との不倫でも傷が付いた印象。低迷が続くことになったが……。

起死回生の策は、'99年の幻冬舎文庫のポスターでモデルになったこと。なんと、スキンヘッド姿でセミヌードを披露したのだ。インパクト抜群のスキンヘッドの上、一糸まとわぬ姿の井上が文庫を持つ片腕のみでバストトップを隠す過激なポスターだった。
世間は驚いたが、これは序の口。このポスターは篠山紀信によるヘアヌード写真集発売の布石だったのだ。
同年、その写真集『LIVE』が発売。当然大きな話題を集めたのだが、そこでの井上晴美は高校球児のような丸刈り姿……。
自慢のロングヘアのままの方が売り上げに結びついた気がするのは素人考えなのだろうか? 芸術とは実に難しいものである……。

公式ブログがバッシングを受けて更新がストップしたことは大きなニュースとなったが、実はわずか8日で再開していたことはまったくニュースになっていない。この機会に気になる近況をチェックして欲しい。
ただ、『Abema TV』出演告知を『Ameda TV』と書いていたり、チャリティーTシャツを紹介するも、鏡越しの自撮りのせいで肝心のデザインが反転していたりと、何かとスキが多い印象。刺激的な話題を再び(うっかり)振りまいてくれそうで、目が離せなくなるのは確実なのである。
(バーグマン田形)
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