人気絶頂のさなか惜しまれつつ解散したSPEEDも、デビューから数えて今年でちょうど20年。同じ境遇にいたはずなのに、振り返るとメンバーそれぞれが全く違う道を歩んでいるのが興味深い。
90年代を代表する女性4人組ボーカル＆ダンスグループ「SPEED」。1996年「BODY&SOUL」でデビューするや否や、その圧倒的な歌唱力で一躍スーパースターへと仲間入りする。
安室奈美恵やMAXなどを輩出する沖縄アクターズスクール出身の彼女たちは、ダンスの腕前もピカイチ。さらに、当時はまだ珍しい小・中学生で構成されたグループであったことも注目された理由であった。
そんなSPEEDは、当時の音楽シーンを代表するヒット曲を次々とリリースし、活動期間たった4年足らずで、CD、DVDなどのトータルセールス約3000万枚、386億円を売り上げた。
SPEEDデビュー時はなんと小学5年生。子どもとは思えないほどの歌唱力で、お茶の間の視線を一気にさらう。解散後は「hiro」としてソロデビューしたものの、SPEEDのイメージが強烈だったためか以前ほどは活躍が目立たなくなる。
メディアへの露出は減ったものの、現在まで音楽の仕事はコンスタントに続けており、ジャズプロジェクトに参加したり、2015年には今井絵理子と「ERIHIRO」として活動をスタートしたりと活躍の場を広げている。
私生活では、いつの間にか成長し、大物お笑い芸人やアイドルらと噂になるなど恋愛に関する話題に事欠かない存在に。メンバーの中では唯一結婚を経験していないが、ほどほどに仕事があって男性にモテるからこそ、運命のターニングポイントをつかみそこなっているのかもしれない。
結婚を夢見て婚活も意識するけれど、仕事も恋もまだまだ楽しみたい悩める女子の立場に一番近いように思われる。
島袋とともにボーカルを担当する今井絵理子は、ママになることで世界が広がったタイプだ。2004年「175R」のSHOGOと結婚し一児を設けるも、2007年には離婚。シングルマザーとして子育てや仕事にまい進する傍ら、耳に障害をもつ子どもの親として、同じ境遇の親子に寄り添う活動を始める。
そんな頑張りが認められたのか、自民党公認を得て2016年2月に参院選出馬を表明、見事当選を果たした。昨年活動を始めた「ERIHIRO」はどうなるのかとちょっと心配ではあるが、今度は政治家への道を目指そうとした姿勢は称賛に値するのではないだろうか。
ママである今井は、子どものために活躍の場を広げる努力を惜しまない姿勢を持っているといえる。
おじさんキラーでもある上原多香子。SPEED解散後は、モデルや女優業に引っ張りだこだった。しばらくはメディアにもよく登場していたが、2012年8月に「ET-KING」のTENNとあっけなくゴールイン。
周囲の期待をよそに、夫に従って東京から大阪へと拠点を移し、仕事をセーブするようになる。活動を押さえたことでもったいないと惜しむ声が多かったのも、当時の人気を思えば納得だ。
そんな声を受けてか、上原は東京で活動を再開したいと願うようになり、大阪を拠点に共に過ごしたい夫と溝が生じていると噂されるようになった矢先、夫の突然の死によって二人は引き裂かれることに。結婚生活わずか2年ほどで、不幸にも上原は辛い別れを経験することになる。
耐え難い人生であることは間違いない。ただ、最近芸能活動を再開した上原を見ると、美人だからこそ薄幸な雰囲気すら似合ってしまうのも事実。周囲の助けを借りながら、再び活躍することに期待したい。
SPEEDではリーダーだった新垣仁絵。SPEED解散後は、好きな絵画とダンスを極めるために、アメリカN.Y.へ留学。
帰国後は初の個展を開き、イラスト集を出版。それに加えて「HITOE」としてソロ活動を始め、さらにヨガ講師のライセンスを活かしてガイド本を発売するなど、貪欲に自分のやりたいことを実現している。新垣を見ていると、強い意志の下、自分の気持ちに忠実に夢を追い求めながら、計画的に全てを手に入れているように思える。
さらに2013年には、一般男性との長い付き合いを実らせてゴールイン。2008年の24時間テレビへの出演をきっかけにSPEEDとしての活動を再開していたが、新垣が事務所との契約を更新せず、フリーでの活動を選んだためにSPEEDは事実上二度目の解散を迎える。
SPEED時代は決して目立つタイプではなかった新垣。しかし現在、キラキラと輝く王道の幸せを手にしている彼女は、等身大の女子に最も憧れられる存在かもしれない。
名前の通りスピード解散だったSPEED。再結成されたこともあったが、一度目の解散後に待ち受けていたメンバーの人生は四者四様。この先SPEEDは再々結成されるのか、それぞれが歩む道はどのようなものになるのか想像もつかないが、メンバー全員の幸多き人生を期待したい。
（chensuik）
Starting Over
女子の人生の縮図のような彼女たちの人生とは？
国民的グループだったSPEED
90年代を代表する女性4人組ボーカル＆ダンスグループ「SPEED」。1996年「BODY&SOUL」でデビューするや否や、その圧倒的な歌唱力で一躍スーパースターへと仲間入りする。
安室奈美恵やMAXなどを輩出する沖縄アクターズスクール出身の彼女たちは、ダンスの腕前もピカイチ。さらに、当時はまだ珍しい小・中学生で構成されたグループであったことも注目された理由であった。
そんなSPEEDは、当時の音楽シーンを代表するヒット曲を次々とリリースし、活動期間たった4年足らずで、CD、DVDなどのトータルセールス約3000万枚、386億円を売り上げた。
悩めるアラサー女子 島袋寛子
SPEEDデビュー時はなんと小学5年生。子どもとは思えないほどの歌唱力で、お茶の間の視線を一気にさらう。解散後は「hiro」としてソロデビューしたものの、SPEEDのイメージが強烈だったためか以前ほどは活躍が目立たなくなる。
メディアへの露出は減ったものの、現在まで音楽の仕事はコンスタントに続けており、ジャズプロジェクトに参加したり、2015年には今井絵理子と「ERIHIRO」として活動をスタートしたりと活躍の場を広げている。
私生活では、いつの間にか成長し、大物お笑い芸人やアイドルらと噂になるなど恋愛に関する話題に事欠かない存在に。メンバーの中では唯一結婚を経験していないが、ほどほどに仕事があって男性にモテるからこそ、運命のターニングポイントをつかみそこなっているのかもしれない。
結婚を夢見て婚活も意識するけれど、仕事も恋もまだまだ楽しみたい悩める女子の立場に一番近いように思われる。
逆境をばねに羽ばたく 今井絵理子
島袋とともにボーカルを担当する今井絵理子は、ママになることで世界が広がったタイプだ。2004年「175R」のSHOGOと結婚し一児を設けるも、2007年には離婚。シングルマザーとして子育てや仕事にまい進する傍ら、耳に障害をもつ子どもの親として、同じ境遇の親子に寄り添う活動を始める。
そんな頑張りが認められたのか、自民党公認を得て2016年2月に参院選出馬を表明、見事当選を果たした。昨年活動を始めた「ERIHIRO」はどうなるのかとちょっと心配ではあるが、今度は政治家への道を目指そうとした姿勢は称賛に値するのではないだろうか。
ママである今井は、子どものために活躍の場を広げる努力を惜しまない姿勢を持っているといえる。
“薄幸”すら魅力に変える？ 上原多香子
おじさんキラーでもある上原多香子。SPEED解散後は、モデルや女優業に引っ張りだこだった。しばらくはメディアにもよく登場していたが、2012年8月に「ET-KING」のTENNとあっけなくゴールイン。
周囲の期待をよそに、夫に従って東京から大阪へと拠点を移し、仕事をセーブするようになる。活動を押さえたことでもったいないと惜しむ声が多かったのも、当時の人気を思えば納得だ。
そんな声を受けてか、上原は東京で活動を再開したいと願うようになり、大阪を拠点に共に過ごしたい夫と溝が生じていると噂されるようになった矢先、夫の突然の死によって二人は引き裂かれることに。結婚生活わずか2年ほどで、不幸にも上原は辛い別れを経験することになる。
耐え難い人生であることは間違いない。ただ、最近芸能活動を再開した上原を見ると、美人だからこそ薄幸な雰囲気すら似合ってしまうのも事実。周囲の助けを借りながら、再び活躍することに期待したい。
願いは全て叶える！新垣仁絵
SPEEDではリーダーだった新垣仁絵。SPEED解散後は、好きな絵画とダンスを極めるために、アメリカN.Y.へ留学。
帰国後は初の個展を開き、イラスト集を出版。それに加えて「HITOE」としてソロ活動を始め、さらにヨガ講師のライセンスを活かしてガイド本を発売するなど、貪欲に自分のやりたいことを実現している。新垣を見ていると、強い意志の下、自分の気持ちに忠実に夢を追い求めながら、計画的に全てを手に入れているように思える。
さらに2013年には、一般男性との長い付き合いを実らせてゴールイン。2008年の24時間テレビへの出演をきっかけにSPEEDとしての活動を再開していたが、新垣が事務所との契約を更新せず、フリーでの活動を選んだためにSPEEDは事実上二度目の解散を迎える。
SPEED時代は決して目立つタイプではなかった新垣。しかし現在、キラキラと輝く王道の幸せを手にしている彼女は、等身大の女子に最も憧れられる存在かもしれない。
名前の通りスピード解散だったSPEED。再結成されたこともあったが、一度目の解散後に待ち受けていたメンバーの人生は四者四様。この先SPEEDは再々結成されるのか、それぞれが歩む道はどのようなものになるのか想像もつかないが、メンバー全員の幸多き人生を期待したい。
（chensuik）
Starting Over
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