2014年9月24日。一つの事件が起こりました。36歳の男性が窃盗容疑で逮捕ー。日野市のハンバーガーショップのガラス窓を、男がバールのようなもので割って侵入し、レジから現金70万円ほどを盗んだというのです。
この一件。被害者にとっては大惨事ですが、日々、様々な情報をメディアから受け取っている一市民にとっては、愚にもつかない瑣末なトピックなはず。「広い日本の中で、こういう悪事を働く輩もいるんだな」。その程度の認識で、ちらっと気に留めた後、明日には忘れてしまうことでしょう。

しかしその裏に、もう一つの事実が隠れていたことを本稿では紹介していきます。何でも、強奪行為に及んだこの男は、遡ること20年以上前、日本中を騒然とさせたある事件の当事者だったことが分かったのです。
事件の通称は「悪魔ちゃん命名騒動」。実の子に「悪魔」と名付けようとしたことで、一大論争を巻き起こした出来事であり、男はその赤ん坊の父親でした。

「悪魔ちゃん」はキラキラネームの始祖?


「キラキラネーム」「DQNネーム」なる珍名が、広く一般に認知されている現在。火星(まあず)だとか、光宙 (ぴかちゅう)だとか、詩羽楊(じばにゃん)だとか、愛保(らぶほ)だとか……。酷すぎるネーミングは可笑しくもあり、同時に、付けられた子の一生を思うと不憫でなりません。
捉え方によっては、深刻な社会問題ともいえる「キラキラネーム」「DQNネーム」ですが、その先駆けともいえるのがこの「悪魔ちゃん」でした。