また、要所に組み込まれていたInterlude(幕間)も加藤ミリヤのファイナル公演を語る上では欠かせないエッセンスだろう。印象的に組み合わせた過去のミュージックビデオをLEDバックパネルに投影し、ダンス・演出・ライトニングの3つの要素が融合することでファイナルに相応しい空間を創出していた。

ライブ中盤「H.I.K.A.R.I」では、天国への階段をモチーフにしたステージセットで登場。この曲では加藤ミリヤがアコースティックギターを披露し、希望に満ち溢れたパフォーマンスを展開。「女神の光」ではMIKEYこと牧宗孝がセンターステージに現れ、加藤ミリヤと共に歌い上げた2人のパフォーマンスは、センターステージで観客の視線を釘付けにするほどだ。

曲の終了と共に今度は東京ゲゲゲイによるステージパフォーマンスで圧倒する。メインステージに移ると「Want You Back」「Love is...」を歌い上げた。加藤ミリヤの世界観を渾身の歌声によってオーディエンスに対し強く訴えかけるその姿は、まるで1つの舞台空間にいるかのような存在感すらを感じさせた。

「CLIMAX」の楽曲に載せた映像を終えると、黒いドレスに大きな花冠を携えた衣装でセンターステージに登場し、「少年少女」「リップスティック」を披露。MC無しで魂を込め17曲を歌い上げていたミリヤは、ここで初めてオーディエンスに投げかける。

「このツアーは掴み取った自由をテーマにしています。未だかつてない自由をステージで表現したかったの。人生をドラマティックに伝えたい。例え辛いことや苦しいことがあったとしても、それをドラマチックにしようというのがこのツアーなんです」というミリヤの言葉からもツアーに賭ける想いが真っ直ぐに伝わってきた。