『パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち』（2003年）で世界の女性たちを熱狂させたジョニー・デップ。しかし今年、離婚騒動が泥沼化し、DVが噂されたほどであった。

離婚が成立した今、真相は闇の中であるが、ジョニーは過去にもけっこうヤンチャな行動をとっていたのは事実である。

逮捕の前科があるジョニー・デップ


とにかく恋多き男であるジョニーは、家族愛が薄かったせいか、付き合った女とはすぐに婚約する。しかし、他に女ができると情熱的に燃え上がり、元カノとはあっさり別離すると言うことを繰り返してきた。
モデルのケイト・モスと交際していた時は、彼女とNYのホテルで大ゲンカをしてホテルの部屋をメチャクチャにぶち壊してしまい、逮捕されている。
ウディ・アレン監督は映画『セレブリティ』（98）で、レオナルド・ディカプリオにホテルで暴れる人気俳優を演じさせているが、これはジョニー・デップの一件を基にしたエピソードと言われている。

パパラッチとバトルを繰り広げる！


ジョニーはその後、ヴァネッサ・パラディと交際したのだが、その時もトラブルを起こしている。
食事中に追い駆けてきたパパラッチに怒って大暴れし、かなり話題になった。わりとジョニーは、瞬間湯沸かし器のように短気な性格なのかもしれない。

父親になってからは穏やかな日々を送っていたジョニー。おそらく家庭と仕事の安定を維持していたからだろう。しかし、人気に陰りが出てきたときに出演した『ラム・ダイアリー』で、今年に泥沼の離婚劇を繰り広げたアンバー・ハードと恋に落ちる。
そして長年、夫婦同然の生活を送ってきたヴァネッサとの日々を「退屈になってしまった」と語るのだ。

90年代から現在に至るまで、一時期、父親になって変化の兆しが見えたものの、アンバーとの交際で90年代のジョニーに戻ってしまったようだ。
よく言えばピュアで自分に正直なジョニーとも言えるが、90年代を引きずったままでは、21世紀のハリウッドでは生き残れない。今回の騒動を乗り越えて、再び輝きを取り戻すことができるのか。ジョニーから当分、目が離せない。
（れおなるど）
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