主人公の栗原未亜(武井咲)は、運命的に出会った勤務先の副社長、三好海里(滝沢秀明)が結婚していると知らずに恋に落ちる。
Tiffany&Co.の広報室で働く未亜のアクセが話題に
原作は2006年~2008年まで「プチコミック(小学館)」で連載されていた北川みゆきの同名の漫画。原作では2人の勤務先は化粧品会社の広報室だが、ドラマでは、Tiffany&Co.の広報室。海里の恋敵となる宮沢稜(中村蒼)の勤務先も、原作と違うジミーチュウという設定だった。
豪華な舞台と俳優陣、海里のひそかな趣味であるエアギターが話題になっているが、女性が注目しているのは、未亜が身に着けているティファニーのアクセサリー。
ティファニーのオープンハートネックレス、オープンハートフープピアス、さらに、ティファニーの新作腕時計、ティファニーT ナローワイヤーブレスレット、など華麗なアクセサリーの数々。未亜のシンプルなオフィスファッションが、その存在感を際立たせる。
男性からもらいたい贈り物No.1だったオープンハートネックレス
20代~30代の女性にとって「可愛い」と新鮮なティファニーのオープンハートネックレスだが、お母さん世代にとっては「実は持っているけど、時代がわかるような気がして引き出しの奥にずっとしまっていた」懐かしいアクセサリーだ。
80年代後半、クリスマスが、家族で過ごす日から恋人と過ごすことがトレンドへと変化し、クリスマスイブは2人でホテルに泊まり、男性から女性に高額なプレゼントが贈られるようになった。その頃、「彼氏からもらいたいプレゼント」でダントツ1位のアイテムだったのが、オープンハートネックレスだ。
中が空洞になったオープンハートネックレスは、ティファニーのデザイナー、エレサ・ペレッティのデザイン。「心を開いて」という意味をもち、気持ちを伝えるのにぴったりのアイテムだったのだ。日本橋三越本店、銀座三越店のティファニー売り場に客が殺到し、恋人への言い訳に「売切れ証明書」が発行されたことも。
ちなみに、主流はシルバーだが、18Kのゴールドタイプを着けているのは彼の経済力を匂わせるものだった。
福原愛選手が試合中も肌身離さず着けている
「せいせいするほど、愛してる」の未亜がブームの再熱に火をつけ、現在、オープンハートネックレスは品薄状態という。
そして、最近結婚を発表した卓球の福原愛選手だが、試合中に首元からちらりとのぞくオープンハートネックレスと、ティファニーのTコレクションのブレスレットは、まるでお守りのようで「彼からのプレゼントか?」と話題になっていた。
ちなみに、ドラマ「仰げば尊し(TBS系)」のメインキャストの真剣佑も、お金持ちの息子役にふさわしく高校生ながらティファニーのTスマイルペンダントを着けていた。
再びのティファニーブームか。特にオープンハートは、世界中で最も愛されている定番アクセサリーのひとつ。バブル世代が「時代遅れでもうつけられない」と思っていたオープンハートを娘世代が欲しがるようになったとは……。まさに、時代は繰り返す。
(佐藤ジェニー)
※イメージ画像はamazonよりTIFFANY&Co. ティファニー オープンハート ペンダント S [並行輸入品]