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まさかのFA宣言! 駒田徳広「長嶋巨人を自ら去った男」【プロ野球世紀末ブルース】

そして、男は巨人から出ることを決意する。同時期にFAで揺れていた槙原寛己の自宅には、ミスターが17本のバラを持参して残留要請と話題になったが、駒田の元には何もない。結局、藤田巨人でヘッドコーチを務めていた近藤昭仁が監督を務める横浜ベイスターズへFA移籍。
この時、横浜では高木豊、屋鋪要、市川和正ら6名のベテラン選手が大量解雇され「駒田獲得資金か?」と物議を醸した。先日の華やかな三浦大輔(DeNA)の引退会見からは想像もできないベテランリストラ劇だが、チームも選手もまだ始まったばかりのFA制度に不慣れだったのだろう。

移籍後の駒田、2000安打達成も……


94年の移籍当初は「都落ち」と思ったという駒田だが、時に横浜スタジアムで野次を飛ばすファンとケンカをしながらも、持ち前の熱さで若返ったチームを牽引。横浜時代は毎年150本前後のヒットをコンスタントに記録し、98年にはマシンガン打線の一員として38年ぶりの優勝に貢献した。
2000年にはついに2000安打を達成……と思いきや、残り30本に迫ったところで代打を出されたことに怒り狂い、「2軍でも何でもいいや!」と首脳陣批判をかまして試合中に帰宅。この職場放棄には罰金と2軍降格を命じられ、9月6日に2000安打に到達するも、その年限りで退団。現役続行を希望するも、時にチームの和を乱す激しいキャラが敬遠され、所属先が決まらず現役引退となった。
 
巨人からFA宣言をして国内他球団へ移籍した生え抜き選手は、いまだに駒田徳広ただひとり。誰もが巨人に憧れた時代に自ら巨人を出ることを選択した怒れる男は、通算2006安打中、その半分近い979安打を横浜在籍時に放っている。
(死亡遊戯)


(参考資料)
プロ野球「トレード&FA」大全(洋泉社)

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