超ロングセラーお菓子「ココナッツサブレ」がリニューアルされ、個包装になった。便利になったはずだが、一部のファンから「一気に食わせてくれ」という声もあがっている。食べ始めて気がついたら、予定よりいっぱい食べてしまうのが魅力だったという。

ココナッツサブレが個包装に!


Twitterユーザーの@sekiden69さんは「衝撃的だ。10月17日、あのココナッツサブレが変わってしまった。リニューアル当日に店頭で発見し、膝から崩れ落ちた。いまさら小分けになるなんて。小分け化により『食べる量を調整したい』というニーズに応えるなんて」と、ココナッツサブレが個包装化したことを知らせるツイートをした。




日清食品グループの公式サイトでも、「1965年の発売より50年以上愛され続けるロングセラー商品が小分けパッケージになりました。いつでも開けたてのまま楽しめ、持ち運びにも便利になりました」と記載されている。

ココナッツサブレと言えば、結構なボリュームでありながら袋が一体型になっており、食べ残した際にはその保存方法が少しばかり面倒。「すぐ湿気るから開けたら毎度食べ続けないといけないんだよね…、しかも量めっちゃ多いし」「一人で食べるにはちょっと多いよね。自分はタッパーに入れて湿気ないようにしてる」と、不満の声は以前からあった。

つまり、今回の個包装化は消費者の要望に答えてくれた企業の優しさの成果なのだ。だが「半分だけ食べるつもりが気付いたら全部食べている。その背徳感も魅力なのに」というツイートが。他にも「ココナッツサブレ個包装なんて認めない」「小分けなんて余計なお世話だ!」「前のままでいいよ、ほんと要らないそういうの」と、否定的な意見をあげている人は少なくない。もちろん絶賛の声はそれをしのぐほどの多さではあるのだが……

ココナッツサブレ50年の歴史


日清食品は2015年にココナッツサブレ発売50周年を記念して、特別サイトを開設している。そこには「ココナッツサブレ50年の歩み」という欄があり、10年ごとの日本の歴史を紹介しつつ「ココナッツサブレは、特に何もありませんでした」と、変わってこなかったことを主張していた。しかし「50周年の2015年。ココナッツサブレは、変わらなさすぎた過去と別れを告げ、『ココから変わろう。』と決意しました」と、変貌に向けて動いている様子を見せていたのだ。
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