「女性は何でも共感しとけばOK」は間違い! 男性に共感と意見を求めるとき


抜き打ち!女心診断!


次の3つのシチュエーションの場合、女性は男性に「共感」と「意見」、どちらを求めているでしょう?

1.「新しく何かを始めたいとき」(20代/未婚)
「女性は何でも共感しとけばOK」は間違い! 男性に共感と意見を求めるとき


「それいいね!」と背中を押してほしいのか、アドバイスがほしいのか、どちらでしょう……

こちら、求めているのは「意見」です!
「こういう風にやろうと思うけど、どう思う?と意見を聞きたい」(20代/未婚)



2.「スイーツの話題」(20代/既婚)
「女性は何でも共感しとけばOK」は間違い! 男性に共感と意見を求めるとき

大好きなスイーツの美味しさを共に分かち合いたいのでしょうか、はたまた自分の知らないおすすめスイーツ情報を求めているのでしょうか…

こちらは「共感」!
「美味しそうなスイーツを見て、あれ食べたいねって言ったときの男性の反応が薄いとがっかりする」(20代/既婚)



3.好きな人がいるのに、うまくいかないとき(20代/未婚)
「女性は何でも共感しとけばOK」は間違い! 男性に共感と意見を求めるとき

「恋愛は、僕もいつもうまくいかないよ…」と、辛いのはひとりじゃないと安心させてもらいたいのか、男性としての意見がほしいのか、果たして……


こちら、求めているのは「意見」です!
「3姉妹で育ち、男ゴコロがわからないから」(20代/未婚)

恋愛において男性の意見はかなり貴重、とよく聞きませんか?
恋愛で共感してくれる存在は女子で間に合ってます! 男性からは、意中の相手と同性の存在としての意見がほしいのです。

共感さえしてくれればいいときもあるけど……


共感さえしてくれればいいってときも、かなりあります。例えばネガティブな気持ちのときに自分の行いに対し否定などされてしまったら、胃腸炎の体にフォアグラを押し込まれたような気分です。

でも、いつも共感だけしていればいい、というわけではありません。

先ほどの意見を男友達に伝えたことがあるんです。そしたら彼、共感しかしなくなってしまいました。背中に「共感」設定ボタンでもあったのか、それをオンにしたみたいに、何にでも「いいね!」。これがSNSなら、親指立てすぎて腱鞘炎です。

「それを求めていたんじゃないの?」と聞かれたら答えは「全然ノー!」です。しかもタチ悪いことに彼、私がそうしろって言ったから、と言ってくるんです。
責められているのか正直すぎるのか、それじゃあ共感されたところで本心じゃないのがバレバレ。それ以降、私達の会話は窓際に放置された白湯のようにぬるいぬるい。彼に限らず、言うことすべてに共感する人のことは信頼できません。

今回、20代から50代女性に、男性に共感を求めるとき、意見を求めるときはそれぞれどんなときか聞いてみました。


愚痴を聞いたら共感を!


まずは共感を求めるときについて。

「女性は何でも共感しとけばOK」は間違い! 男性に共感と意見を求めるとき


・「身内にぐちぐち言われたとき」(30代/既婚)

・「パートナーの身内から嫌な思いをさせられたとき」(50代/既婚)
「難しいことだけれど、自分の味方になってほしい」とのこと。
せめて奥さんとふたりでいるときはそうしてあげてほしいです。


・「(遠距離なので)会えない寂しさ」(40代/未婚)

・「テーマパークに行ったときや、美味しいものを食べたとき、映画の後など」(30代/未婚)
「感激や感動が分かち合えると嬉しくなる」とのこと。食べものや映画に対して抱く感想が違っても、「でもさ」と言う前に「だよね」の部分を意識してみてください。

・「もう起こってしまったことに対して。自分の失敗、同僚上司の愚痴など」(20代/未婚)

・「腹が立つことがあったとき」(50代/既婚)
「自分と同じような心情になってほしい、自分の行動を認めてほしい」

体験した嫌なことや愚痴を聞いたら、「じゃあこうすればよかったんじゃないの?」、「だいたいお前はさぁ……」などと思っても口には出さず、「大変だったね」などと共感してほしいところです。

・「笑いのつぼ」(40代/未婚)
「ここが一緒だと楽しい」とのこと。

相手の話が面白くなくても笑っていればいいことがあるといいますし、無理にでも笑ってみたら楽しくなってくるかもしれません。
それで女性も喜ぶならば一石二鳥ですよね。

どんな相談も丁寧に答えて!


では、女性が男性に意見を求めるときとはどんなときか見ていきます。

「女性は何でも共感しとけばOK」は間違い! 男性に共感と意見を求めるとき


・「ビジネス的な案を思いついたとき、現実的にはどうなのか、サービスとして成り立つのか?など、旦那ではなくネット上の会ったことのない異性にたずねる事がある」(30代/既婚)

・「PCやスマホの、自分では解らない事柄について」(30代/未婚)

男性の方が得意なイメージがあるものに関しては、ヘルプを出す女性も多いよう。

・「これからの行く末」(40代/未婚)

・「どこに行こうか、何をしようか」(40代/未婚)

・「夕飯を決めるとき」(50代/既婚)
「『何にする?』と聞いて『何でもいい』と言われたのに、『え、肉かぁ』となったりして、何でもよくないんじゃん!というときに怒りが湧く」

「夕飯くらいひとりで決めてくれ」と思っている男性……誰かと一緒に食べる夕飯の献立を決めるのって大変なのです。些細な質問でも丁寧に答えましょう。

生活に関することは積極的に意見を


「暮らしていくうえで、ほとんどのことに意見を求めている」(50代/既婚)

この方、「私が自立していないのかも」とおっしゃっていましたが、考えてみればたしかに、誰かと暮らしている場合、相手に聞きたいことがたくさんでてきます。

私は同棲を始めたばかりのため、この意見に特に頷けるのかもしれませんが、人と暮らす以上、ひとりで決められないことばかり。食べ物の好き嫌いは何か、食パンや牛乳にこだわりはあるか、トイレットペーパーはシングル派かダブル派か……。

こんなことの繰り返しで、しょっちゅう「ひとりが楽だ」と思うから、いまだに前に住んでいた一人暮らしの部屋を解約できないほど。

生活に関することは、積極的に意見を言ってもらえたら助かります。ましてや生活に関することで無理に共感などしても、一時的にはうまくいっても、長い目で見たら誰も幸せになりません。

アレについてはご用心!


ファッションに関しては、共感と意見を求める声がそれぞれあがり、意見が割れました。

共感を求める派
・「コーディネートや、新しい服装、髪型などをしたときに褒めてくれると嬉しい」(20代/未婚)

自分がいいと思ったものに対して共感してもらえると嬉しいですし、相手が意中の存在なら、「この服、好きな人に変だと思われていないんだ!」「趣味が合う!」などと安心します。

意見を求める派
・「服など買い物で迷ったときは意見がほしい」(30代/未婚)

・「自分で可愛いと思うものと、男性から見て可愛いものってズレているので意見がほしい」(20代/既婚)

身につけているものには共感をっ!意見は〇〇中に!


では、ファッションに関しては共感と意見、どちらの対応をすべきなのでしょうか。
個人的には、その場では共感してほしいです。そのとき否定されると、1日中テンションガタ落ちですから。

意見を言うなら、身につけているものに対してではなく、一緒にショッピングをするとき、お店にある服をみつけて「これ似合うと思うな」と言ってくれると嬉しいです。選ばれたのが女性にとって好みの服でなくても、「男性から見た可愛いさ」は学べるので、女性にも収穫アリなんです。

「女性は何でも共感しとけばOK」は間違い! 男性に共感と意見を求めるとき


女性が、男性から見て“微妙”な服を買おうとしていたときも意見を言ってほしいです。
洋服屋さんにある気に入った服を、遠回しに「似合わない」と言われたくらいでは、まだ自分が身につけているものではないので傷は浅いです。買わないでよかったと思います。

「自分」を忘れずに


とはいえ、女性が求めているものがどちらか考えすぎて自分をなくしてしまっては意味がありません。
共感ばかりの人は信頼できないと述べましたが、「自分」をもっていることが相手に信頼される大前提。
「自分」をもった上で、相手の求めていることを考える心の余裕をつくれる男性こそ、「上級スマダン」ではないでしょうか。

「女性は何でも共感しとけばOK」は間違い! 男性に共感と意見を求めるとき


(武井怜)