シンガーソングライターのmiwaが自分の母校である慶應義塾大学の日吉校舎で開催された『第58回三田祭前夜祭』に初出演し、自身の後輩にあたる在校生を中心とした約5,000人の前で約2時間のステージで盛り上がった。

同イベントは毎年著名なアーティストを厳選して開催される学園祭の名物。
過去には井上陽水、小田和正、MISIA、AKB48等が出演、2015年はコブクロの出演が話題となった。

「ただいま〜」「おかえり〜」というmiwaと観客の掛けあいと大きな拍手で始まったこのステージは、慶応大卒業生としては初めて。念願の母校での凱旋ライブが叶い、miwaにとって感動もひとしおとなるライブとなった。

事前に学生からリクエストを募って考えたセットリストは、タオルまわしで一体感溢れる曲から感涙のバラードまで連なり、miwaのライブを初めて観た観客の心も惹きつける内容となった。

この日吉校舎に通学していた大学1年の3月にメジャーデビューし、学生とアーティストの“二足の草鞋”を続けていた頃の苦労話や、OGならではのあるある話、実は入学した時に勧誘されてテニスサークルに入ったのにレコード会社のスタッフに「デビューする気あるの?」と怒られ1カ月で辞めた話など貴重な裏話を披露し、在校生の笑いを誘っていた。

またNHK紅白歌合戦でも歌った「fighting-φ-girls」では慶應義塾大学チアリーダーズ“UNICORNS”のメンバー約30名が登場、天井に届くかのようなアクロバティックなパフォーマンスを繰り広げ観客を沸かせた。2016年のNコン課題曲「結 −ゆい−」を歌う前には在校生に真摯で熱いメッセージを伝え、“先輩”としての顔を見せた。

アンコールでは自身が日吉校舎に通っている時に悩みながら書いたデビューシングル「don’t cry anymore」を弾き語り、ラストでは学生からプレゼントされた特製の法被を着て「君に出会えたらから」を披露した。

現在miwaは、初の主演映画『君と100回目の恋』の公開を2017年2月に控え、自身がパーソナリティを務める番組『オン・マイ・ウェイ』のシーズン2もスタート。制作に取材に多忙な毎日を送っている。

《セットリスト》
M1 ミラクル
M2 ストレスフリー
M3 Princess
M4 441
M5 片想い
M6 夜空。
M7 fighting-φ-girls
M8 ChAngE
M9 again×again
M10 ヒカリヘ
M11 結 -ゆい-
アンコール1 don’t cry anymore(弾き語り)
アンコール2 君に出会えたから
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