ハーフタレントブームのさきがけ
リサは1971年、アメリカ・インディアナ州の出身。ドイツ系アメリカ人の父と日本人の母のあいだに生まれた。12歳で来日し、モデル活動をしながら上智大学に入学する。95年、『笑っていいとも!』の英会話コーナーに出演すると、瞬く間にテレビタレントの階段を駆け上がっていった。
現在の、ベッキー・ローラ・藤田ニコルなどのハーフタレントブームの先駆者といえるのがリサだ。
日本語も英語も堪能なリサは、教養番組やクイズバラエティにピッタリの存在だった。性格は明るく笑顔はさわやかで、老若男女に好かれる雰囲気を持っている。現在のハーフタレントの中では、ホラン千秋のポジションに近いといえるかもしれない。ただしホランがショートカットなのに対し、リサは茶色のロングヘアーだった。
この「毛の色」をめぐり、リサはさすが売れっ子バラエティタレントといえる名言を残すこととなる。
「眉毛の色と下の毛の色は同じ」発言にタモリもニヤリ
ある日の『笑っていいとも!』でのこと。レギュラー出演者のリサに対し、タモリが「眉毛と髪の毛の色が違うよね?」と言い出した。
リサは当たり前のように「そうですね」と答えると、さらにタモリはニヤけながら「となると、あっちの毛の色が気になる」と昼間から下ネタを口にする。
ここでリサは「それは眉毛の色と同じですよ!」と仰天発言をぶちかましたのだ。
これには質問したタモリも「おお~」とスケベ笑顔を浮かべるしかなかった。
仰天発言の本当の理由
リサによると、外国人は髪の毛を染めている人が多いが、眉毛を染めていることは少ないという。そうすると必然的に眉毛と体毛は同じ色ということになる。おそらくリサはタモリに「あそこの毛を染めてるのか?」と疑われたと思い、あせって「眉毛と同じ」と発言したのだった。
リサの説明で納得したタモリは、またもや「おお~」と言いながらニンマリ笑うのだった。
リサ・ステッグマイヤーの現在
リサは2003年にアメリカ人男性と結婚し、現在はシンガポールで生活している。トライアスロンに本格的に取り組んでおり、各地の大会で好成績を残している他、日本トライアスロン連合(JTU)事業広報委員を務めている。
2011年には男児、2013年には女児を出産しシンガポールで家族とともに暮らしているリサ。ブログには子育ての様子がつづられている。
(近添真琴)
※イメージ画像はamazonよりリサ・ステッグマイヤーの心に残る英語―音読して覚える英語の名文・名ゼリフ