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"談志節"が全開! 『M-1グランプリ』審査員での立川談志エピソード

もっとも辛酸を舐めたのは、敗者復活のスピードワゴンである。『M-1グランプリ』において敗者復活は、多くのドラマが生まれる場所である。2007年の第7回大会ではサンドウィッチマンが敗者復活からの優勝を果たし、翌年の第8回大会ではオードリーが準優勝しブレイクにつながった。昨年、2015年の第11回大会の優勝者トレンディエンジェルも敗者復活組である。
だがスピードワゴンは、立川談志から50点をつけられ「うーん、悪かったな、悪かったよ。行っても60かな。ちょっと俺、下ネタ嫌いなんです」とバッサリを切り捨てられてしまう。下ネタといってもネタの一部で、女性の生理を取り上げただけである。なんとも厳しい評価だ。この数字は歴代の『M-1グランプリ』史上において最低得点のひとつとなっている。

シンプルだった立川談志の採点


立川談志はスピードワゴン以外のコンビには、80点と70点の2つしかつけなかった。80点のコンビはますだおかだ、おぎやはぎ。70点のコンビはハリガネロック、ダイノジ、テツandトモ、フットボールアワー、笑い飯、アメリカザリガニである。「良い」と「もう少し」のシンプルな2択といったところだろうか。

この年の優勝コンビはますだおかだ。歴代で唯一、松竹芸能所属のコンビである。決勝戦では立川談志はますだおかだへ投票し、優勝賞金1000万円を贈呈するにあたって「最後に出てきた時、俺は勝ったと思ったはずですよ。そう思わなきゃ芸人じゃない。したたかだよ。見事だよ。褒めてやる」と最大限の賛辞を送った。
『M-1グランプリ』史上、立川談志が審査員となったのはこれ1度のみ。まさに伝説に残る回と言えるだろう。

※イメージ画像はamazonより談志の落語 一 (静山社文庫)

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