『成宮寛貴「コカイン要求」生々しい肉声データ』と題した記事では、生々しい肉声データを入手済みと明かした上で、成宮が「チャーリー」(コカインの隠語)を頼む発言などを紹介している。
成宮寛貴の引退
そして同日9日、渦中の成宮が芸能界からの引退を発表した。所属事務所はコカイン使用を否定したが、成宮本人の意思が非常に強かったため、引退に至ったという。
今回の一連の『FRIDAY』によるコカイン吸引疑惑報道が、引退の引き金となったことは火を見るよりも明らか。成宮が発表した直筆メッセージには、「今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい」など、かなり精神的に追い込まれている様子が伺える。
フライデー襲撃事件と同日だった
さて、今回の『FRIDAY』が発売されたのは12月9日であるが、なんとあのフライデー襲撃事件も12月9日。フライデー襲撃が起きたのが1986年であることから、ちょうど30年の節目であった。
フライデー襲撃事件を知らない方のためにも簡潔に説明すると、ビートたけしが不倫相手に対する『FRIDAY』の執拗な取材に激怒し、たけし軍団を引き連れて『FRIDAY』編集部を襲撃、集団暴行を加えたという事件だ。
スクープ合戦の果てに…
ところでかつての『FRIDAY』は多くのスクープを連発しており、「スクープされる=フライデーされる」といわれたほど。しかし近年では、スクープといえば『週刊文春』。今年も文春が「ゲス不倫」などの大スクープを連発する反面、『FRIDAY』はおとなしい印象であった。
そんな中で、今回のスクープ。所属事務所が否定しているため、事実か否かはもちろん定かではないが、『FRIDAY』編集部側としては、久々の大スクープだと思っているに違いない。
しかし、このような過激なスクープ合戦は負の部分も大きい。
行き過ぎる報道の余り、再びフライデー襲撃のような事件が起きることだけは避けてほしいところだ。
※イメージ画像はamazonよりゴールデン☆ベスト ビートたけし