
大掃除の時期が近づいていますね。
筆者は掃除をするたびに、どこに片付けたらいいかよくわからないものが必ず出てきます。
同棲を始めた恋人の家にもそれを発見したので、よくわからないものボックスは、一家に一箱あるのではないかと思いました。
「そんな引き出しやら、袋やらいっぱい」(50代/販売職)
一家に一箱どころか、複数あるお家もあるようで、なんだか安心。わかります、掃除のたびに「とりあえずここにまとめておいて、あとでちゃんと分別しよう」と思っていても、掃除が終わると、別にひとつにまとまっているし、このままでいいか…という気持ちになるものです、あの箱に対しては。
みんなのその中身はかぶるのか、はたまた家庭によって全く違うのか…。今回、周りの男女に、よくわからないものボックスの中身を教えてもらいました。
意外とビッグ!?ボックスの大きさが予想以上っぽい!

「ぬいぐるみ類」(50代男性/会社員)
「パンダのぬいぐるみ」(30代女性/主婦)
「ぬいぐるみ」という回答がかぶりました。それで驚いたのが箱の大きさ!
筆者や恋人の「よくわからないものボックス」は両手のひらほどの、わりと小さめのものなのです。ぬいぐるみも入らなくはないですが、もしかしたら「よくわからないものボックス」って、けっこう大きめのものを使っている人もいるのかもしれません。
「行き場がなかったのね…」
「ポケットティッシュ、乾電池、過去の免許証、診察券などのカード類、バリカンの一部」(30代男性/美容師)
「受験のお守り」(40代女性/販売職)
「トランプ」(30代男性/ライター)
「手作りハリセン」(30代女性/主婦)
ポケットティッシュも意外と置き場に困るもの。そんなときはたしかに、よくわからないものボックスにしまう気持ちもよくわかります! カード類も、財布をスッキリさせたはいいけれど、捨てるまではいかないものは置き場所に困りますね。
あと「バリカンの一部」のような何かの部品も、置き場所に困りますよね。
お守りも実家にいくつかあって、たしかにどうしていいかわからないから共感します!
トランプなどのおもちゃも、大人になるとおもちゃ箱をわざわざ作るほどおもちゃもないため、行き場に困るものですよね……手作り…ハリセン…?
帰るべき場所はあるはずだけど…?

「文房具類」(50代男性/会社員)
「消しゴム、テープのり、錠剤や軟膏などの薬類」(30代男性/美容師)
「ポストイット」(30代男性/ライター)
「使いかけの色鉛筆」(50代女性/販売職)
「ブラウスのボタン(けっこうたくさん)」(40代女性/販売職)
「裁縫セット」(40代男性/会社員)
たぶんこれは上のポケットティッシュなどとは逆で、文房具は文房具入れが、薬類は薬箱が、ボタンは裁縫箱が別にあるのでしょうが、ふと見つけると、とりあえずよくわからないものボックスにしまっておこうとなって、そこに落ち着くのではないでしょうか?
「裁縫セット」の回答は「裁縫道具」という点で筆者は共感しましたが、どうやらこの方の場合、小学生の頃に使った道具箱に、裁縫セットごとまるまる入れられている模様。「よくわからないものボックス」というよりもワンランク大規模な「押入れの一歩手前」といった扱いですね。
おしゃれ系ボックスに大変身?

「ヘアワックスの詰め替え用、ネックレス」(30代男性/美容師)
「和洋菓子の入れ物」(50代男性/会社員)
「ミニ香水の空き瓶(役に立たないけど可愛くて捨てられない)」(40代女性/販売職)
「よくわからないものボックス」はその名のとおり、だいぶカオスなはず。しかしその中できらめくおしゃれ系なものも、けっこう入っているようです。
アクセサリー類も文房具同様、一度はずしてテーブルなんかに置いておいて、掃除のときにふとボックスに入れてしまうイメージが。
お菓子の入れ物や香水も、デザインに惹かれてとっておきたくなるのわかります! そして置き場に困るのはもっとわかります。
別名「ゴミばk……」

「使わない眼鏡ケース、使わなかった年賀はがき、いつのかわからないオロナイン」(30代男性/ライター)
「インクのでないボールペン、なんだか捨てられないチャーム」(50代女性/販売職)
「もう捨てろってものばかり(苦笑)」(50代女性/販売職)
「なんだか捨てられない」感覚をもった人ほど、よくわからないボックスは重宝する気がします。
とはいえ、年賀はがきはともかく、使わないものを入れておいていると、もうそれは半ばゴミ箱状態。でも筆者のよくわからないものボックスも、半年一年、もしかしたらずっといじらなくても平気かもしれないので、いらないものばかり入っているのかも……。
箱の中には〇〇がいっぱい!

「過去の手帳、過去のビデオテープ」(50代男性/会社員)
「過去の携帯電話」(50代女性/販売職)
「古い携帯」(30代男性/ライター)
「デートで行った場所のチケット」(30代男性/美容師)
「海外旅行のときのもの(小銭、レストランのナプキン、学生証、渡しそびれたお土産など)」(40代女性/販売職)
「ゴミ箱」から一転、デート先で買ったチケットなど、思い出としてとっておいているものを入れていることもあるようです。そう考えると「よくわからないものボックス」は別名「宝箱」にもなります。
それ「大事なものボックス」!!!

「パスポート、メガネ、時計、お土産でもらったお菓子、ガム」(30代男性/美容師)」(30代男性/美容師)
「おばあちゃんの形見」(30代女性/主婦)
上に「渡しそびれたお土産」を、よくわからないものボックスに入れるという回答がありましたが、お土産をもらった側もボックスに入れてしまうことがあるようです。
パスポート、そしておばあちゃんの形見には驚きです! それは「大事なものボックス」と呼ぶべきでは!?
しかし大事なものが見つからないとき、よくわからないものボックスがなければ、「決まったあの場所になければ、絶対外で落としたんだ、うっかり捨ててしまったんだ…」と焦りますが、よくわからないものボックスの存在によって希望が見出せることってあるんです。「どこにもないなぁ…あ、よくわからないものボックスに入ってるかもしれない!」って「最後の砦」的な。微妙な存在のボックスですが、少しだけ心の支えになっているような…。
ちょくちょく中身の確認を

「期限切れのカタログ」(50代女性/問屋店勤務)
買おうと思っていた服や雑貨のカタログだそうで、とりあえず入れておいたら期限が切れてしまったのでしょう。
あちゃーって思いをする前に、よくわからないものボックスは、ちょくちょく中身を確認した方がいいのかもしれませんね。
(武井怜)