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「伝説の10.8決戦」前夜、長嶋監督と桑田真澄のとんでもない会話内容とは?【プロ野球世紀末ブルース】

「志村……けんさんですか?」

すると長嶋は驚いたようにかぶりを振った。
「ケンちゃんって言ったら高倉の健ちゃんだろう!」

桑田の起用法は「痺れるところで行く」


知らんがな! 恐らくエースは心の中で絶叫したことだろう。肝心の起用法は「痺れるところで行く」一辺倒のミスター流。己の人生を左右する大一番前に「監督、痺れるとこっていうのは……」と必死に食い下がる桑田。
「うん? もう痺れるところですよ。クワタ!痺れるとこで、ね。頑張ろう!よし!」

いったい痺れるところってどこなんだろう……桑田は疑問を抱えたまま眠れぬ夜を過ごす。すれ違う高倉健と志村けんのケンちゃん論争。まったく噛み合わないカンピューター長嶋とロジカルモンスター桑田。そのふたりが24時間後にグラウンドで歓喜の抱擁を交わすことになるのだから、野球は筋書きのないドラマだ。

あれから22年、2016年12月の夜に忘年会から帰宅して『10.8 巨人vs中日 史上最高の決戦』を読み返していると、最後の打者を打ち取った桑田の歓喜のガッツポーズが脳裏に鮮明に蘇ってくる。今思えば、ジュッテンハチ決戦が行われ、野茂英雄が渡米した94年から95年はプロ野球の長い歴史において転換期だったと言えるだろう。
ちなみに歴史的一戦でベンチ入りしていた両軍選手はすでに全員現役引退しており、10.8が行われた1994年に生まれた大谷翔平はいまや日本のエースである。そして、この試合をナゴヤ球場の内野スタンドから、焼そばを頬張りながら観戦していたハタチのイチローは、43歳になった今もメジャーリーガーとしてプレーし続けている。
(死亡遊戯)

(参考資料)
『10.8 巨人vs中日 史上最高の決戦』(鷲田康著/文藝文庫)

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「「伝説の10.8決戦」前夜、長嶋監督と桑田真澄のとんでもない会話内容とは?【プロ野球世紀末ブルース】」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    94.10.8。長嶋監督は槇原⇛斎藤⇛桑田と当たり前のようにスイッチ。逆にドラの監督は当たり前のようにいつものリリーフ投手を。並の人じゃ絶対後者になるな、と感じた。

    11
  • 匿名さん 通報

    ハーイカール 後に鈴木大地の尿検査場に突撃しようとしたシゲヲの厚かましさ一例 駒田の件といい、人生の終盤であのような姿になるのは自分のせいだと思う 因果応報

    2
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2016年12月21日の90s チョベリー記事

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