ついに昨年の大晦日、SMAPが解散。多くのファンが悲しみにくれた。


ところで、そんなSMAPがブレイクする前、1980年代から1990年代にかけて大人気だったジャニーズのグループといえば、「光GENJI」。SMAPのメンバーがバックダンサーを務めていたことでも知られている。そんな光GENJIは1995年に解散し、以降はそれぞれの道を歩み始めた。だが、メンバーの「その後」は明暗を分ける結果となっている。

ローラースケートで歌い踊るスタイルで人気爆発!


光GENJIはローラースケートを履いたまま、歌い踊るという独特のパフォーマンススタイルが人気を呼び、1980年代後半から1990年代初頭の女子中高生たちを熱狂させた。最盛期の人気は凄まじく、今でも伝説のアイドルグループとして語られることもあるほど。

そんな光GENJIも1993年頃になると人気に陰りが出始め、それとともにメンバーの不仲疑惑が度々取りざたされることとなる。

光GENJI解散の経緯とは


当初、ジャニーズ事務所は、噂を全面否定していたが、ついに94年、不仲の噂は現実のものに。テレビの生放送番組で大沢と佐藤寛之(23/当時)がグループからの離脱を宣言したのだ。

そして95年、ついに光GENJIは解散コンサートを実施するに至る。
コンサートの場で内海光司(27/当時)は「この夏、僕たちは光GENJIを卒業します」、赤坂晃(同22)は「これから一人一人の新しいスタート」、佐藤敦啓(同22)は「いい経験ができた」、山本淳一(同23)は「この8年間の思いを胸に新しい道に行きます」、諸星は「ひとりでは何もできないということを教えてくれた仲間に、ありがとう」とそれぞれの心境をコメントした。
会場には、つめかけたファンによる、「やめないで!」という、悲鳴にも似た声が飛びかった。

残ったメンバー5人は「光GENJI SUPER5」とグループ名を変更して活動を継続。メンバー全員の活動よりも個人の活動のほうが増えていった。


現在も芸能界で活動するメンバー達


「光GENJI SUPER5」の解散後は、メンバーそれぞれがさまざまな進路を歩んだ。
アイドル時代、トップの人気を誇った諸星は、歌手や俳優として、そしてバラエティ番組などでも活躍中だ。特にバラエティ番組では、はっきりとモノ言うキャラが支持され、アイドル時代の「ビッグマウス」に実態が伴うようになったようだ。

今もジャニーズ事務所に所属するのは、内海光司と佐藤アツヒロ(デビュー当時は敦啓)。二人とも、舞台作品を中心に俳優として精力的に活動を続けている。

実刑判決も…元メンバーの転落


一方で私生活でトラブルが起きてしまったメンバーもいる。
山本淳一は交際女性に"結婚詐欺"を働いているのではと、2013年に『週刊文春』が報じた。また、大沢樹生も前妻・喜多嶋舞との間に「実子騒動」が巻き起こってしまった。

そして赤坂晃に至っては、覚せい剤所持で2度もの逮捕を経験している。特に2度目の逮捕時は、執行猶予中であったこともあり、実刑判決を受ける結果となった。
このようにメンバーによって「その後」が大きく異なる人生。SMAPのメンバー達には華やかなその後が待っているのだろうか。
(せんじゅかける)

※イメージ画像はamazonよりLove Snow
編集部おすすめ