90年代のバラエティ番組には、強烈な個性を持った名物じいさんたちがたくさん出演していた。戦前・戦中・戦後を生き抜いてきた彼らは、ビートたけしや江頭2:50といった芸人たちにもまったく臆することなく渡り合った。円熟を極めた、どこまでも自分勝手なふるまいでお茶の間の笑いをさそった名物じいさんたちを振り返る。

ジェット浪越


本名:浪越徳治郎
職業:指圧師
決めゼリフ:「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く」
出演番組:『天才たけしの元気が出るテレビ!!』『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』他


体のツボを押して自然治癒力を高める「指圧療法」の開発者。マリリン・モンロー、モハメド・アリ、吉田茂といった著名人を指圧したこともある指圧界の第一人者である。マリリン・モンローがあまりにも美人だったため、いつもより3倍の時間をかけてねっとりと指圧したという逸話を持っている。
浪越氏は指圧の世界では神ともいえる存在だが、『元気が出るテレビ』にゲストとして頻繁に出演し、いじられキャラとして一世を風靡した。

ジェットコースターや地震体験車に乗せられるドッキリを何度も仕掛けられ、そのたびに異常に大きなリアクションで驚き、その後豪快に笑うのいながら両手で指圧ポーズを決めるのがお約束だった。ジェットコースター乗った際の怖がり方が尋常ではなかったため、ジェット浪越というニックネームをつけられた。

エンペラー吉田


本名:吉田十三(とうぞう)
職業:自由業
決めゼリフ:「偉くなくとも正しく生きる」
出演番組:『天才たけしの元気が出るテレビ!!』