今夜放映される『千と千尋の神隠し』は、興行収入308億円と日本トップの座を未だに譲らない作品。アカデミー賞アニメ映画賞や、ベルリン国際映画祭金熊賞なども受賞。ジブリで一番売れた映画だ。
今夜金曜ロードSHOW「千と千尋の神隠し」宮崎駿が千尋をブスだと言う理由
『千と千尋の神隠し』DVDパッケージ

ただ、いかんせん説明がなさすぎて、理解しづらい作品。
この変な映画が多くの人の記憶に残るのはなぜか。
ヒントになりそうなポイントを3点見てみよう。

1・千尋はなんでへちゃむくれなの?


宮崎駿作品は、特に『もののけ姫』までは美人さん揃いだ。
千尋のことは、宮崎駿は「ブス」だと何度も言っている。身も蓋もない。
この映画を見せる観客として考えていた、友人の10歳の娘さんたちと比較する。

宮崎「あれ(千尋)はまだいいほうで、リアルにいったら実際には今の10歳くらいの娘たちというのは、もっとブウたれているんだと思いますよ」(ロマンアルバム
今夜金曜ロードSHOW「千と千尋の神隠し」宮崎駿が千尋をブスだと言う理由
ロマンアルバム『千と千尋の神隠し』

宮崎「この娘がこれからどうなっていくのか分からない、というふうに描きたかったんです。それで僕はこの娘を描いているうちに、けっこうさっそうとした女の子になるんじゃないかと思いました。人の魅力というのは、わからないですからね。突然変異しますから」(ロマンアルバム

千尋は宮崎ヒロインの中でも幼い方。まだ思春期に入り切らない、成長が始まる前で、『となりのトトロ』だとサツキよりメイの造型に近い。
彼女の今後の成長が顔を作っていく。序盤のブウたれ顔はその土台だ。

話が進むにつれ、千尋の顔の描写は、ちゃんと変化が付けられている。

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