そして昨年12月にも、成宮寛貴が薬物使用疑惑報道をうけて突然の引退を発表し、世間に衝撃を与えた。
若さとシブさを兼ね備えた30代半ばにあって、幅広い役柄を魅力的に演じ分け、引く手あまたの俳優だった成宮。引退した今、どんな道を進むのだろうか。
成宮寛貴と「丸の内ロール」がコラボ!
一部報道では、「ファッションブランド立ち上げか」という噂もあるようだ。
確かに成宮は以前からWEB上でセレクトショップを展開したり、同ショップを期間限定でオープンしたり、タキシードをプロデュースしたほか、anan(マガジンハウス)では「美容力向上委員長やらせていただきます!」という連載コーナーを委員長として担当したことも。
「なんでも自分が興味があることはやってみたい」とるなど、俳優以外でも多彩な才能を発揮していた。
そして、東京・丸の内にあるオリジナル京菓子店「蒸匠京都六角高倉東入ル 丸の内店」の人気商品「丸の内ロール」とコラボした「成宮ロール」も、スイーツ大好き女子なら覚えているはず。
「丸の内ロール」は2007年、味に敏感な丸の内OL100人の声から生まれたロールケーキで、ふわふわの生地でたっぷりの生クリームを包んだシンプルで素朴な味わいが特徴。
そもそも、スイーツが好きな成宮が「丸の内ロール」をつくっている人とたまたま知り合い、「成宮君だったら、どんなロールケーキをつくりたい?」と聞かれていろいろ話をした後日、コラボのオファーがあったという。
和テイストに金粉をトッピングした自信作
「成宮ロール」は、単なる名義貸しではなく、実際に試食しながら自らのアイディアを反映させたオリジナル。和風のオシャレなパッケージもシールのプリントの文字は自分で書いたり、ロゴを考えたり、味のみならず妥協せずにつくりあげた。
「成宮」の冠が突いたケーキは、最高級のココアを加えて焼き上げたスポンジケーキ、生クリームは北海道の小豆をいれてあっさりと和風に仕上げ、生地とクリームの間にはベリーソースで酸味をプラス。
さらに「サプライズ的なことをしたい」とコストが上がるのを覚悟で金粉をトッピング。お好みでチョコレートソースをかけて、味の変化も楽しめた。
「とんねるずのみなさんのおかげでした(フジテレビ系)」の「新・食わず嫌い王決定戦」や、「さんまのまんま(フジテレビ)」出演の際のお土産としても持参している。
「成宮ロール」は3ヵ月の期間限定で販売されたが、売切れ続出。販売店舗は限られていたが、インターネットでも販売され地方の人も買えた。個性的な味わい、控えめな甘さは甘党じゃない人にも好評で販売期間が延長され、2012年まで販売されていた。
(佐藤ジェニー)