「ショムニ」に出演していた宝生舞、「全日本国民的美少女コンテスト」グランプリ受賞をきっかけにアイドルデビューした藤谷美紀、1990年代に「日本レコード大賞」の最優秀新人賞を受賞した知念里奈、「ふぞろいの林檎たち」に出演していた中島晶子などが挙げられるだろう。
「高校教師」に出演した桜井幸子
桜井幸子もそんな姿を見かけなくなった人物の一人。彼女の名を聞いてすぐ思い浮かぶのは、ドラマ「高校教師」だろう。教師と生徒の禁断の愛を描いた作品であり、ヒット作を多く生み出している脚本家・野島伸司がTBSで初めて手がけた連続テレビドラマとしても話題になった。教師役を演じたのは真田広之、その相手役の女子高生を演じたのが桜井幸子だった。
ドラマは大きな反響を呼び、視聴率は最終回で実に33%という数値をたたき出した。
2009年、突然の引退宣言
その後、「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」「未成年」など多くの野島作品に出演した桜井。その後、海外での仕事が増えたこともあってか、海外留学も経験した。
しかし2009年、青天の霹靂ともいえる引退表明を行う。引退表明のコメントには、海外での仕事や留学経験を契機に、考えるところがあり引退を決意した旨が綴られていた。
さらには「より一層社会的見聞を広め、社会に貢献できる個人を目指し、実り豊かな人生となるよう目標を定め、研鑽に努めて参りたいと考えております」とも述べており、芸能活動についての言及はされていない。
そんな彼女について、後にロサンゼルスに住むアメリカ人の会社経営者と結婚したことが明らかになった。
日本での仕事上のしがらみを一切断ち切りたいという想い、アメリカ人男性との結婚を機にしたロスの地に移住などが契機となり、引退状態へと至ったようだ。
(せんじゅかける)