看板番組を数多く持ち、現在ではお笑い界の大御所の感があるくりぃむしちゅー。しかしそんな彼らも一昔前には、海砂利水魚というコンビ名で売れない時代があった。

海砂利水魚からくりぃむしちゅーへの改名はある番組がきっかけだった。

さまぁ〜ずが先だった改名


くりぃむしちゅーへの改名のきっかけは、ウッチャンナンチャンの「新・ウンナンの気分は上々。」のワンコーナー。2000年に放送された「改名対決」だ。

コーナーでは、後に改名したバカルディ(後にさまぁ〜ず)と、言い合いする険悪の間柄という設定になっていた。そんな二組を見かねたウッチャンナンチャンの内村が、スポーツ競技で対決させて、負けたほうに罰と与えると提案。その罰こそがコンビ名の改名というわけだ。

最初に罰を受けることになったのは、バカルディ。陸上競技対決(三段跳び・重量挙げ・二人三脚パン食い競走)で負け、当初は期限つきで“さまぁ〜ず”に改名した。
改名したのはさまぁ〜ずだけだったが、その後も変わらず険悪な関係という設定が続き、改名をかけた対決が続いた。

くりぃむしちゅーの誕生


運命の対決となったのは、2000年に行われたビーチバレー対決だ。この対決で海砂利水魚が敗れ、改名することに決定した。

くりぃむしちゅーの名前が生まれたのは、有田が内村から好きな食べ物を聞かれ、「くりぃむしちゅー」と答えたから。上田のほうは好きではなかったため、二人とも好きなものの名前にしようという意見も出たが、字面で見た感じ面白かったから、「くりぃむしちゅー」に。
当初はバカルディのケースと同じく、このくりぃむしちゅーへの改名も期間限定の予定だった。


改名がきっかけとなりブレイク!


しかしバカルディがさまぁ〜ずへの改名後、みるみる売れ出したこともあり、期限が来た後もさまぁ〜ずというコンビ名で続けることになった。

そんな背景もあり、一方のくりぃむしちゅーはコンビ名を継続するかどうか、最終的にビリヤードで決めることに。
落とした玉が奇数ならコンビ名は海砂利水魚のまま、偶数ならくりぃむしちゅーに変えると決めたところ、玉は14番の穴へぽとり。くりぃむしちゅーというコンビ名は継続され、現在まで至る。

なお、お笑い芸人の看板である芸名を変えることについて、内村は責任を感じていたという。そこで、二組のコンビを自身のレギュラー番組に積極的に起用していた。
この、正義感あふれる“神対応”もあって、メディアに露出する機会が増えた。結果的にブレイクに繋がったのである。
(せんじゅかける)


※イメージ画像はamazonよりくりぃむしちゅーのあなたはどっち?
編集部おすすめ