日本で花粉に悩まされる人は多く、その数は4~5人に1人とも言われている。テレビ番組で天気予報と一緒に花粉情報が発信されることも珍しくなくなったが、環境省は花粉の飛散状況をリアルタイムで知ることのできるサイトの運用を2017年2月1日より開始した。


花粉の飛散状況がリアルタイムでわかる!


環境省は毎年、花粉の情報を教えてくれるサイト「環境省花粉観測システム(はなこさん)」を花粉の飛散が始まる時期に運用スタートしている。同サイトは全国各地に設置された花粉自動測定器により計測されたデータをもとに、1時間ごとの情報が反映される。

また、花粉飛散データと気象データを組み合わせて、花粉飛散量だけでなく飛散方向も表示。表示は地図上に赤い点で示され、点の大きさによって飛散量がわかる他、過去7日間の飛散量がわかるグラフや、最新日時の時間ごとの花粉飛散数の数値がわかる表の表示などもある。これには「こんなサイトあったなんて知らなかった! 花粉の量すごいわかりやすいじゃん!」「リアルタイムで飛散方向わかるって対策立てやすいし最強じゃないですか!」「凄い時代になったもんだな! これがあれば見えない敵、花粉に勝てる気がする」と喜びの声が続出している。

さらに専用のQRコードを読み込めば携帯でも花粉飛散情報を見られるようになっており、出先でも手軽に花粉対策に役立てることができるのも嬉しいところ。

花粉の飛散量は昨年より大幅増加?


ウェザーニューズでは、2017年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量を予想している。
それによると、広範囲で平年より「やや多い~多い」で、全国平均は1.2倍の予想。花粉飛散量が少なかった昨年と比べると、全国平均で4.4倍になるという。西日本を中心に4~11倍となるエリアもあるそうだ。