50年代から20世紀いっぱいまでの活動を紹介する「20世紀の草間彌生」
2部構成となっている同展の第2部は、その名も「20世紀の草間彌生」。草間さんの50年代から20世紀いっぱいまでの非常に長い活動を紹介する、言わば回顧展のような性格が第2部にはあります。
入り口のゲートから順路を進んでいくと、そこに広がるはまさに草間さんの歴史。

1929年に松本市に生まれ、松本で活動していた50年代からすでに新進芸術家として注目されていた草間さん。

57年にはアメリカに渡り、58年からニューヨークで活動を始めます。このニューヨーク時代は1958年~73年まで15年間に及んでいますが、ニューヨーク時代の中で最初に注目されたのは「インフィニティ・ネット」でした。細かい網の目のストロークで非常に大きな画面を埋め尽くした作品です。



その後、色んな家具、ボート、男性器を思わせるぬいぐるみの中に詰め物をした突起をびっしり貼り付けたようなものや、マカロニを使った性や食に対するオブセッションを表現した「ソフトスカルプチャー」があります。



その後に発表されたのは、パフォーマンスアート。「ハプニング」というタイトルの屋外におけるヌードパフォーマンスなど、スキャンダラスな活動もありました。
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