先日、来期に放送されるフジテレビの月9ドラマが発表されました。タイトルは『貴族探偵』。
探偵業を趣味にしている自称「貴族」の青年が、様々な事件に挑んでいく物語だといいます。
メインキャストは武井咲、井川遥、中山美穂、仲間由紀恵、滝藤賢一、生瀬勝久、松重豊という、なんとも豪華な布陣。その中で、主演を務めるのが、嵐・相葉雅紀です。

紅白司会も 相葉雅紀の活躍


現在34歳。去年、『オリコンORICONSTYLE』恋人にしたい男性有名人ランキング1位に輝き、NHKのスポーツ情報番組『グッと!スポーツ』でレギュラーMCを務め、紅白歌合戦では白組の司会に抜擢……などなど、2016年はまさに、飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍ぶり。
嵐結成時はジャニー社長から「YOU、パスポート持ってる?」と言われ、「はい、あります」と即答したため、嵐のお披露目ハワイ渡航に参加。そのままグループへ加入したところからの、よもやの立身出世ではありませんか。

そんな今や絶好調な相葉ですが、かつては“霊感アイドル”のような立ち位置にいたいことをご存知でしょうか?

都市伝説や心霊をテーマに扱っていた『USOジャパン』


その勇姿が見られたのは、TBS系列の土曜20時台で放送されていたバラエティ番組『USO!?ジャパン』において。主に都市伝説や心霊をテーマに扱った同番組では、事実の意図的な歪曲と、出演タレントのわざとらしいオーバーリアクションが繰り返され、時に「やらせ」「過剰演出」とのそしりも受けていました。
しかし、そこにプロレス的面白みを見出して、毎週楽しみに視聴していた人は、筆者だけじゃないはずです。

ジュニア時代の山下智久、錦戸亮、村上信五らも出演


この『USO!?ジャパン』の出演者は、所長の国分太一(TOKIO)をはじめ、タッキー&翼、ブレイク前夜の嵐、ジュニア時代の山下智久、生田斗真、錦戸亮、横山裕、村上信五、渋谷すばるなど。今見ると、ジャニーズオールスターとでもいうべき、かなり豪華なラインナップです。

その中で嵐は、心霊ロケにしょっちゅう駆り出されるという、今では考えられないような扱いを受けていました。
たとえば、大野が霊の声を収録するために、溺死事故のあった池へラジカセを置きに行ったり、ニノが男のうめき声が聴こえるという九州のお化け屋敷に行ったりと、まさに霊のためなら、西へ東へと八面六臂の大活躍。特に抜群の出動率を誇ったのが相葉でした。


廃マンションの一室で「気持ち悪い…」と言って倒れた相葉


彼が他の嵐の4人と異なっていたのは、霊感体質を有しているところ。そのため、メンバー2人で心霊スポットへ出張る際は、必ずといって良いほど他の一人が別室でモニタリング、相葉が現地へ、というなんとも不公平な役回りを押し付けられていたものです。

その象徴的なシーンが、一家心中があったと伝えられる廃マンションの一室へ訪れたときのこと。その部屋へラジオを持っていき、「775」にチューニングすると、一家の長女「ななこ」による怨嗟の声が聴こえるという情報を検証すべく、相葉が一人室内へ潜入。体育座りしながら、決定的瞬間の到来を待ちます。「ラジオがおかしいよ…」「気持ち悪い…」と消え入りそうな声でつぶやく相葉。

するとその時! 膝を抱えたままの状態で、パタリとその場に倒れこんでしまったのです。モニタリングしていた大野が「相葉ちゃん!?相葉ちゃん聞こえる!?」と呼びかけても反応なし。

果たして霊の仕業だったのかは、今となっては、定かではありません。しかし、この『USO!?ジャパン』における一幕が、後の月9俳優及び紅白司会者の意外な過去を記録する貴重な映像資料であることだけは、間違いないでしょう。
(こじへい)
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