覚せい剤使用で逮捕される芸能人はあとをたたない。グラビアアイドルとしてかつて人気を得た小向美奈子もその一人だ。


渋谷センター街でスカウトされた小向美奈子


小向美奈子はグラビアアイドル時代、童顔ながら、それに対しアンバランスなほどの豊満なバストで世の男性陣のココロを虜にした。彼女のデビューは14歳のとき、家出をして渋谷センター街でバイト中、声をかけられたことがきっかけだった。

小向は活動の場を広げ、グラビアにとどまらず、テレビドラマなどにも出演。2005年にはTBS系列の『こちら本池上署』や『水戸黄門』にゲスト出演をしている。

覚せい剤に手を出した理由は?


ところが2008年、所属事務所が小向との契約解除を発表。
事務所側は、「ここ数年、本人の体調不良・精神的不安定・音信不通状態なども幾度かあり、仕事上でも支障をきたすことがありました。」「我々の予想以上に困難な状態となり、これ以上本人の芸能活動を支えることが不可能」とした。

そして翌09年1月、小向は覚せい剤使用の容疑で逮捕されてしまう。
公判では検察側から、2007年6月から使用していたと指摘されると、「以前付き合っていた男性から強要されました。」と当時の彼氏から勧められて覚せい剤を使用したと説明した。


実際、小向が後に出版した自叙伝でも、「私はクスリに溺れたんじゃない。私が溺れたのは、愛していた、愛してくれていると信じていた男。」と語っている。

初犯だったこともあり、小向に対しては、懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決が下された。

そして逮捕後、小向が選んだ“初舞台”はなんとストリップ劇場。2009年6月、小向はスペシャルゲストとしてセクシーな下着を身につけ登場し、大きな反響を呼んだ。

"デビュー作"が異例の大ヒットに


そんな小向であったが、2011年2月、再び覚せい剤所持の疑いで、再びの逮捕。

この時、フィリピンに出国していたため、帰国→逮捕の流れは大きな注目を集めたが、証拠不十分で不起訴処分となった。

そして同年10月には、アダルトビデオ作品へのデビューを果たした小向。デビュー作は20万枚を超える売上となった。AV界では1万本売れれば大ヒットと言われているらしく、この数字は前人未到ともいえる記録だ。

しかし2015年、自宅マンションに覚せい剤を所持していたとして、3たび逮捕された小向。
3度目の逮捕であったことも影響してか、懲役1年6カ月の実刑判決を受け、栃木刑務所に服役することとなった。


小向はその後、2016年7月に出所。出所後は再びストリップやAV作品に出演するなど、精力的に活動している。
(せんじゅかける)

※イメージ画像はamazonよりいっぱい、ごめんネ。